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国際政治・世界事情

6404チバQ:2013/06/07(金) 22:09:02
http://mainichi.jp/select/news/20130608k0000m030052000c.html
トルコ:デモで国内分裂の懸念、経済打撃も深刻
毎日新聞 2013年06月07日 21時04分(最終更新 06月07日 21時25分)


イスタンブールの空港に到着後、出迎えた数千人の支持者に手を振るエルドアン首相(左奥)=ロイター
拡大写真 【イスタンブール大治朋子】トルコで続く大規模デモの影響で、国内世論が分裂している。7日未明、外遊から帰国したエルドアン首相を空港で出迎えた支持者は約1万人にのぼり、デモ隊の破壊行為を強く非難した。これに対しデモ隊は各地で「首相退陣」などを求めてデモの続行を強調。今後、政権派とデモ隊の対立がさらに深まれば衝突に発展する可能性もある。好調だったトルコ経済への影響も出始めているが、事態打開のめどは立っていない。

 「違法なデモ活動は今すぐ終わらせなければならない」「我々が緊張を高めたり、対立を深めたりしたことはない。だが、破壊行為を許すわけにはいかない」。強気の発言を繰り返すエルドアン首相に、支援者らは「偉大なる神よ」と連呼。「イスタンブールはここにある。破壊者はどこだ」と叫び、デモへの反感をむき出しにした。

 エルドアン首相は3期連続で10年にわたり公正発展党(AKP)の単独政権を率いてきた。前回2011年の総選挙では、5割の支持を獲得した。10年間で国内総生産(GDP)は約3倍に増加。穏健なイスラム主義を掲げる半面、経済重視の実務型政策を取り、最近は経済界の保守層を中心に支持を固めている。

 「サイレントマジョリティー(沈黙する多数派)」と呼ばれるその支持者が、デモ発生後に大規模な集会を開いたのは今回が初めて。だが経済への影響が深刻化した場合、首相支持者の間に不満が高まり、デモ隊との衝突につながる可能性がある。デモが拡大するイスタンブールなど大都市では、欧米系の銀行やレンタカー会社の一部が攻撃を恐れて営業を見合わせている。デモの長期化と政治不安を懸念し、海外の投資マネーは相次いで流出し、株価もこの1週間で10%以上下がっている。地元紙によると、東部リゼなどでは、すでにデモ隊と首相支持者との間で小競り合いが発生している。

 政権は来年春の地方選挙や夏の大統領選への影響も気にしているようだ。首相は3日の記者会見で「来年には選挙がある。そこで答えを出す」と自信を示した。イスタンブール大学のファトマギュル・バークタイ教授(政治学)は「このデモでAKPが政権を奪われたり、首相が辞任に追い込まれたりすることはないだろう。だがAKPの強固な支持率は現時点では35%程度といわれ、最近は減少気味だ。さらに5%ぐらい支持率を落とすかもしれない」と指摘している。


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