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国際政治・世界事情

6663チバQ:2013/07/16(火) 20:53:38
http://mainichi.jp/select/news/20130716k0000m030077000c.html
エジプト:軍とモルシ派主張矛盾 真相解明、武装集団が鍵
毎日新聞 2013年07月16日 07時05分


エジプトの軍・治安部隊とモルシ前大統領支持派の衝突から数時間を経た共和国防衛隊施設前=カイロ北東部ナセルシティーで2013年7月8日午前10時、樋口直樹撮影
拡大写真 カイロでエジプト軍・治安部隊と、イスラム組織ムスリム同胞団などモルシ前大統領支持派が衝突、50人以上が死亡した8日の発砲事件で、全容解明の鍵を握る武装集団の存在が浮上した。平和的だったとされるデモが流血の惨事に発展したきっかけやその後の衝突の実態を巡って双方の主張は食い違っており、武装集団の動きが空白を埋める可能性もある。軍とモルシ派のこれまでの主張を検証した。【カイロ秋山信一、宮川裕章、樋口直樹】

 ◇祈りの後か
 衝突現場となったカイロ北東部の共和国防衛隊施設前。モルシ氏が施設内で拘束中との情報があり、事件当時、数千人規模のモルシ派デモ隊が座り込んでいた。軍側は施設前に兵士と装甲車を配置した。イスラム教の一斉礼拝は午前3時半に開始。祈りは南東を向くため兵士に背を向ける。

 ムスリム同胞団は「礼拝中に撃たれた」と主張する。だが、デモ隊前列にいた政府職員のムハンマド・ムハンナさん(35)は「助けを求める最初の声を聞いたのはお祈りの後」と証言。施設隣の銀行のガードマン、ムハンマド・サイードさん(39)も「デモ隊の祈りに合わせて室内で礼拝したが、騒がしくなったのは終了後だった」と話す。

 ◇軍、過剰防衛の声も
 軍は事件後の記者会見で実弾の使用を認め、「重要施設の防衛措置だった」と説明した。軍は午前4時前、防衛隊施設前が混乱状態になった後、タヤラン通りに装甲車を進め、デモ隊をラバ・アダウィーヤ広場方向に追い込んだ。軍側が公開した映像には、デモ隊が近くのアパートの屋上から軍部隊に石を投げつける姿が映っている。

 一方、デモ隊側が撮影した映像では、ラバ広場側に約500メートル入った地点の軍施設から、路上のデモ隊を狙い撃ちする兵士の姿を確認できる。現場の弾痕や血痕が、施設からの銃撃を裏付ける。建設工、アーデル・アワドさん(50)は「逃げる人や負傷者を助けようとする人まで兵士は撃った」と証言する。軍側は「致命的にならない部位を狙った」と主張するが、軍側の死者1人に対し、デモ隊側は50人を超えており、軍の過剰防衛を指摘する声が上がっている。

 ◇双方、情報を隠ぺい
 モルシ派は当初、「軍が少女を殺害した」と主張し、死亡したとする少女の写真を同胞団系の自由公正党のウェブサイトに掲載した。だが、写真はシリアで3月に撮影されたものと発覚し、削除した。

 軍が公開した映像には、事件の核心となる午前4時前の時間帯がない。軍報道官は「突発的な事態で撮影の準備ができなかった」と説明する。共和国防衛隊施設付近の住民らによると、軍は近隣住民に8日の衝突についてメディアに証言しないよう命令している。

 ◇扇動の意図、どこに?
 衝突を扇動したとみられる武装集団の意図はどこにあったのか。事件当時、防衛隊施設を警備していた警官は「同胞団が衝突の被害者として(同情による)支持を広げるための自作自演だったに違いない」とみる。暫定政権づくりが進む中、同胞団の一部が支持者の犠牲も顧みず仕掛けた謀略というわけだ。

 だが、軍・治安部隊側が、クーデターに肯定的な一般世論を背景に、「平和的な大規模デモ」を続ける同胞団側を挑発して武力で排除しようとしたとのシナリオも想定できる。暫定政権側による今後の調査報告で仮にどちらかの扇動行為が明らかになったとしても、真相調査の信ぴょう性が担保されない限り、指弾される側が責任を認める可能性は極めて低いとみられる。


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