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国際政治・世界事情

1486チバQ:2010/06/17(木) 23:33:43
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100617/erp1006171945006-n1.htm
メルケル首相の内憂外患 ユーロ混乱に拍車の恐れ (1/3ページ)
2010.6.17 19:42
 【ロンドン=木村正人】ギリシャ財政危機を発端に欧州単一通貨ユーロが揺らぐ中、通貨防衛の要となるドイツのメルケル首相(キリスト教民主・社会同盟=CDU・CSU)が窮地に追い込まれている。ユーロの基盤強化をめぐってフランスのサルコジ大統領との不仲が表面化する一方で、ドイツ国内では緊縮財政策に対する反感から支持率が急落し、退陣論まで出始めた。「欧州経済の巨人」の混迷はユーロのさらなる混乱につながる恐れが十分にある。

 ドイツはギリシャ救済のため224億ユーロ(約2兆5千億円)を融資するほか、南欧諸国やアイルランドの財政を保証する欧州安定メカニズムの枠組みで1230億ユーロ(約13兆8千億円)の信用保証を行う。さらにユーロ圏諸国に範を示せとばかりに自ら総額800億ユーロ(約9兆円)の財政赤字削減策を発表した。

 ギリシャの放漫財政のツケを支払わされるドイツ国民はたまらない。独公共放送ARDが16日発表した世論調査では86%がメルケル政権の仕事ぶりに「不満足」と答え、47%が「解散・総選挙が必要」と求めた。

 政権の足元も混乱する。

 「ドイツのアフガニスタン派兵は経済権益を守るためだ」と発言したケーラー大統領(CDU)が5月に辞任、今月30日に大統領選が行われる。

 連立与党は統一候補としてニーダーザクセン州のヴルフ首相を擁立するが、連立相手の自由民主党(FDP)内から「野党候補の方が立派」という声が公然と上がり、大量造反の懸念が膨らむ。

 ドイツでは大統領権限は形式的で大統領選も政局にならないが、今回は「首相の信任投票」とも位置づけられ、万が一ヴルフ氏が敗北すれば「メルケル首相退陣は不可避」との論調も出始めた。

 ともにEUの盟主を自任するフランスとの関係も悪化している。メルケル首相とサルコジ大統領は14日に会談、共同書簡で金融規制強化を訴えるなど足並みの一致を演出してみせたが、ユーロ圏諸国の財政政策を統括する「経済政府」を唱えるフランス、財政規律を守らせるため予算の事前審査や罰則として資金援助の停止を求めるドイツの溝が浮き彫りになっている。

 サルコジ政権の閣僚は「財政再建より景気回復を優先させるべきだ」とメルケル首相の緊縮財政策を非難。一方のメルケル首相はサルコジ大統領を「リトル・ナポレオン」と呼び、ものまねをしてばかにしているとも報じられており、ユーロ圏経済の両輪である独仏間に不協和音が響き渡っている。

     ◇

 【ブリュッセル=共同】欧州連合(EU)は17日、ブリュッセルで首脳会議を開いた。ギリシャの財政危機で金融市場が混乱した反省を踏まえ、加盟国の予算の監視など、財政規律を強化するための措置を盛り込んだ声明を採択する見通し。


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