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国際政治・世界事情

4108チバQ:2012/04/11(水) 07:34:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120407-00000084-mai-int
<イラン>トルコとの関係に亀裂 アサド政権への対応めぐり
毎日新聞 4月7日(土)20時36分配信



 【テヘラン鵜塚健、エルサレム花岡洋二】友好関係にあった中東の2大国イランとトルコが、反体制派への武力弾圧を強めるシリアのアサド政権への対応を巡って対立し、両国間の亀裂が広がっている。トルコは、核開発問題で対立するイランと米欧諸国の間で仲介役を務め、今月13日にトルコでの核協議開催が決まりかけていたが、アサド政権批判を強めるトルコに対してイランが反発。イランが会場変更を求める事態に発展している。

 トルコのイスタンブールで1日に開かれたシリア反体制派の支援国会合には米欧やアラブ諸国が多数参加。アサド政権への圧力を確認する場となった。これにシリア政府を支援するイランが反発。ラリジャニ国会議長は3日、「(イランと敵対する)イスラエル支持者ばかりの会合だ」と、トルコを暗に批判。関係悪化を象徴した。

 イスラムで同じ非アラブの両国は歴史的つながりが深く、近年は経済を通じて友好関係を深めてきた。イランの核開発問題でもトルコは昨年1月以来中断している核協議の再開に向け仲介に積極的だ。米欧が停止要求を強めるイランのウラン濃縮を「平和利用の権利」と擁護し、イランから一定の信頼を得ている。

 こうした信頼関係が揺らぐきっかけがシリア情勢。トルコはシリアと国境約900キロで接し、難民が大量に流入。国の治安に大きな影響がでかねない状況で、市民弾圧を強めるアサド政権の早期退陣を求めている。

 これに対しイランはシリアでの民衆デモを「外国が扇動した」とし「アサド政権は改革に努めている」と擁護を続ける。イランとシリアは敵対するイスラエルへの対応で同盟関係を構築。イランはシリアを補給路にしてレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラを支援しており、今のシリア政権の崩壊を避けたいのが本音だ。

 イランからすると、トルコが北大西洋条約機構(NATO)加盟国で、昨年9月にはイランの弾道ミサイル攻撃を想定したNATOのミサイル防衛システムのレーダー設置を認めたことへの警戒感もある。

 緊張関係が高まる中で、トルコでシリア反体制派支援国会合が開催されたことで両者の関係が一気に険悪化。いったんトルコで決まりかけた核協議開催にイランの保守強硬派政治家らが反発。イラン政府は新たにイラクやシリア、中国などの候補を挙げ、会場の再調整に乗り出した。メンツをつぶされた形のトルコのエルドアン首相は5日の記者会見で「(イランは)国際的な信用を失いつつある。誠実な行動が必要だ」と忠告した。

 イラン外務省は6日「イランとトルコは共通点の多い地域の大国同士で、関係を悪化させてはならない」と亀裂修復の動きをみせるが、シリア情勢が一段と緊迫化すればトルコの不満も強まるだけに先行きは見通せない。


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