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国際政治・世界事情

2249チバQ:2011/03/01(火) 23:33:51
http://mainichi.jp/select/today/news/20110302k0000m030086000c.html
リビア:逃亡外国人を拷問 情報流出恐れ
2011年3月1日 21時29分

 【ラサジール(チュニジア南東部)藤原章生】チュニジアのリビア国境の町ラサジールでは、カダフィ政権に関する情報の流出を警戒するリビア当局による拷問を受け、命からがら逃れてきた人々がいた。一方で、避難民の増加による町の混乱を恐れた住民らが、避難民を追い返そうとしており、受け入れ国の「限界」を指摘する声も出始めた。

 先月26日夕、国境から最寄りの町へ向かうミニバスに3人の若いチュニジア男性が乗ってきた。道端の政府職員が「行ける所まで連れてってやってくれ」と頼んだのだ。バスが走り出すと、一人が運転手に電話を借りた。一言二言話すと男は涙を流し、声を上げて泣きだした。3人は明らかにショックを受けており、みな一様に目が充血していた。

 3人は23日朝、トリポリから5キロほどの町ゴトロマンで故郷に帰る車を探していたところ、カダフィ政権の軍に捕まった。近くの兵舎に連行され、3日間食料も水も与えられず拘束された。「持ち物すべてを奪われ、ひどい拷問を受けた」。自動小銃の底部で腹部や腰を数度、そして顔を拳で殴られたという。男性2人のこめかみは腫れていた。

 3人は31、29、22歳の電気技師。リビア企業で配電盤とりつけの仕事をしていた。リビアに残る身内や会社に迷惑がかかると、写真と実名の掲載を拒んだ。

 国境に逃げて来る外国人の大半が無傷なのに、なぜ彼らは拷問を受けたのか。「兵舎には我々のほかにもチュニジア人が45人いた。捕まったのは逃げるとき、パソコンなど精密機器を持っていたからだ」と年長の男性が言う。「携帯電話に町の映像が映っていたので、『どうして撮った』としつこく聞かれた」

 国籍を問わず、話を聞いた避難民のほとんどが、リビア軍に携帯電話などのメモリーカードを奪われていた。

 戦いを情報戦とみなしているのか、カダフィ軍は国内映像の流出をひどく恐れているようだ。「検問所では兵隊が携帯電話のカードを手際よく抜き取り本体を返してくれた」と複数の避難民が語る。

 「外国人を追い出すのも、国内の様子をとにかく知られたくないからだ」。では、その先にいったい何があるのか。「国民だけが残ったところで、反逆者を探しだし処刑するのだろう」。男性は予言するように語った。

 ◇避難民1万人超 受け入れ限界
 それから2日後の28日。避難民はどんどん膨れ上がり、この日も1万人を超えた。

 そうした中、鉄パイプを手に地元の若者たちが国境の壁に乗り、「これ以上、来るな。帰れ」「町が荒れる」などと避難民たちを脅している。チュニジアの地元民が、入管職員や軍を差し置き、入国を阻んでいるのだ。

 27日まで順調だった入管作業は若者の乱入で一時止まり、押し寄せる2000人ものエジプト人らは壁を乗り越えたり、疲労で倒れるなどした。

 チュニジア軍の陸軍少佐は「1月の政変に首相交代が続き、兵の動員がうまくいかない。このままでは暴動になる」と受け入れ国の限界を訴えた。


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