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国際政治・世界事情

3848チバQ:2012/02/16(木) 12:07:53
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/16/20120216ddm007030165000c.html
リビア:騒乱1年 新体制移行、進まず 治安に懸念、南部で衝突も
 【カイロ和田浩明】リビアの最高指導者カダフィ大佐を42年にわたる独裁政権から排除した民主化騒乱の開始から17日で1年になる。暫定統治機構「国民評議会」の下、新たな民主体制づくりの準備が進められているが、速度は遅い。治安は首都トリポリでは比較的安定しているが、南部で武力衝突も報じられ、逃亡中のカダフィ大佐の親族が「全国的な反乱」を警告するなど、懸念は尽きない。

 中東の民主化運動「アラブの春」を受け、リビアでは昨年2月17日に東部ベンガジなどを中心にカダフィ政権に対する蜂起が発生。一時は東西に分かれ内戦状態に陥ったが、昨年8月下旬にトリポリが陥落。同10月20日にカダフィ大佐も反カダフィ派に殺害された。

 国民評議会は8日、新選挙法案を発表。当面の目標は移行国民議会選挙と、その後1年をかけた憲法制定作業だが、具体的日程は明らかにされていない。中東の衛星放送アルジャジーラによると、アブドルジャリル評議会議長は騒乱中の犯罪行為に問われている者の恩赦案を示し、民兵組織や部族間の融和を図る。

 トリポリの地元紙幹部、モフタハ・アブライード氏(40)によると、首都は出入り口に検問所は残るものの、市内の検問所は姿を消し「治安は日々改善している」という。

 しかし、南東部のクフラでは地元有力部族と民兵組織の間で衝突が発生。ロイター通信によると、チャドや南スーダンからの雇い兵も戦闘に参加し、少なくとも5人が死亡、数百人が負傷した。首都の南東約150キロのバニワリードでも、最大部族ワルファラが政府側民兵を追い出して事実上の「自治」を宣言。国民評議会の統治は全土に及んでいない。

 カダフィ大佐の三男で国際手配中のサーディ容疑者(38)は10日、中東の衛星放送アルアラビーヤで「評議会への国民の不満は高まっており、反乱が起きる」と警告した。

 一方、主要収入源の原油生産は、評議会によると日産約130万バレルと騒乱前の約8割まで回復した。

 国民評議会政治委員会委員長のファティ・バジャス氏は毎日新聞の取材に「民主的体制への移行が遅れれば国が不安定化する。国民の要求に耳を傾けながら前進していきたい」と話した。

毎日新聞 2012年2月16日 東京朝刊


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