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国際政治・世界事情

3161チバQ:2011/10/08(土) 17:37:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111007-00000005-maiall-int
<ウクライナ>「政敵」に悩む政権 職権乱用罪公判 ティモシェンコ氏、11日にも判決
毎日新聞 10月7日(金)7時42分配信

 ◇欧米からは「圧力」批判

 【モスクワ大前仁】「職権乱用罪」で起訴されたウクライナの野党政治家、ティモシェンコ前首相(50)に対する判決が、11日にも首都キエフの地区裁判所で言い渡される。欧米諸国はヤヌコビッチ政権が政治圧力をかけていると批判しており、有罪判決の場合は関係冷却化が避けられない。ヤヌコビッチ政権は最近、欧米との関係強化に乗り出したが、一方で来年に議会選をひかえ、「政敵」への譲歩は支持者の反発を招く恐れがあり、難しい立場に追い込まれている。

 ウクライナ最高検察は、前首相が在任中の09年1月にロシアと天然ガス購入合意を結んだ際、内閣の承認を得ないで不利な条件を受け入れたとして今年5月に在宅起訴。先月27日の公判で禁錮7年を求刑し、合意がウクライナ国営企業にもたらした「損害額」として15億1600万フリブナ(約150億円)の賠償も要求した。

 前首相は「すでに判決が決められている典型的なリンチ裁判」と無罪を主張。前首相を支持する野党は「政治裁判」と批判している。「政敵」の失脚を狙うだけでなく、ロシアに対してガス合意の見直しと価格引き下げを求める交渉材料に裁判を使おうとする政権の狙いもうかがえるからだ。

 裁判所は今月11日に審理を再開し、即日で判決を下す可能性がある。野党支持者はキエフで断続的に抗議活動を行っており、各地に拡大する恐れも出ている。

 昨年2月に就任したヤヌコビッチ大統領は「親露派」とみられてきたが、最近は欧州との関係拡大に乗り出している。だが欧州連合(EU)のファンロンパウ欧州理事会常任議長(大統領)は先月30日、ティモシェンコ前首相の「処遇」に懸念を表明。クリントン米国務長官も先月末、ウクライナのグリシェンコ外相との会談で懸念を伝えた。

 一方で、ヤヌコビッチ氏の支持基盤であるウクライナ東部のエリート層が前首相の失脚を求めているが、ティモシェンコ氏が有罪になれば国内で政権批判が広がるとの見方がある。ヤヌコビッチ氏は前首相からの要請があれば恩赦も考慮する考えを示しているが、ティモシェンコ氏は拒否している。

 ティモシェンコ氏は04年の大統領選で反露改革派のユーシェンコ大統領を生んだ民衆運動「オレンジ革命」の立役者として脚光を浴び、ユーシェンコ前政権(05〜10年)で2回にわたり首相を務めた。だが昨年2月の大統領選では決選投票でヤヌコビッチ氏に小差で敗れ、「選挙に不正があった」と現政権を批判してきた。

 ウクライナ最高会議は来秋までに選挙を行うが、ヤヌコビッチ氏が率いる与党・地域党と、野党・ティモシェンコ連合への支持が20%前後で拮抗(きっこう)している。


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