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国際政治・世界事情

1552チバQ:2010/08/17(火) 22:19:18
http://www.asahi.com/international/update/0815/TKY201008150211.html
ロシアの「大統領」は1人だけ 共和国内に改称の動き2010年8月16日1時43分
 【モスクワ=副島英樹】一つの国家で大統領は1人でなければならない――。ロシア南部チェチェン共和国のカドイロフ大統領が、自らの「大統領」という呼称をやめることを提唱した。他の共和国大統領も同調の動きを見せており、ロシア連邦大統領と同じ「プレジデント」として「共存」してきた共和国トップの呼称は「首長」などに変わりそうだ。ソ連崩壊の混乱から20年を前に、名称の上でも中央集権が整うことになる。

 ロシアには州や共和国など83の連邦構成体があり、21ある共和国の長は「大統領」と呼ぶのが一般的。しかし、連邦法で定められた呼称ではない。ソ連崩壊後の1990年代、中央の連邦政府からの独立性にこだわるタタールスタン共和国やバシコルトスタン共和国の最高指導者が、政治的な理由で「大統領」を名乗ったのが定着したといわれている。

 チェチェンのカドイロフ氏は今月12日、改称を共和国議会に提案。これに同じ北カフカス連邦管区に属する共和国の大統領らも同調し、ロシア下院に改称法案の採択を求める動きも出ている。チェチェン議会の議長は14日、「共和国首長」という呼称を軸に9月に採択すると述べた。

 有力紙コメルサントによると、ソ連崩壊時からタタールスタンとバシコルトスタンを率いてきた両大統領は今年になって辞任しており、クレムリン(ロシア大統領府)はこの両共和国でも改称が進むことを期待しているという。

 もっとも、チェチェンのカドイロフ氏は、ロシアからの独立を封印する代わりに独自のイスラム化を進めており、共和国トップの呼称を「イマーム(指導者)」にするとの説も一時流れた。これには、「ロシアは世俗国家だ」と警戒する声も出ている。

 ソ連崩壊後のエリツィン政権時代、各構成体の長は選挙で選ばれたが、プーチン政権時代に事実上の中央任命制へ移行。しかし、呼称はそのまま温存されてきた。

 この問題では今年1月、ロシア下院のグリズロフ議長が統一呼称の必要性を発言。メドベージェフ大統領は、上からではなく当該自治体での議論を提案していた。現政権は今、テロが依然続く北カフカスの集中的な底上げ政策を進めており、地域掌握を強めるためにもクレムリンが改称を促している可能性もある。


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