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国際政治・世界事情

4573チバQ:2012/06/19(火) 21:16:18
http://mainichi.jp/select/news/20120620k0000m030072000c.html
エジプト:民政完全移管は先送り
毎日新聞 2012年06月19日 20時24分

 イスラム勢力の初の大統領誕生が確実となったエジプトでは19日までに、暫定統治を担う軍最高評議会が立法権を持つ人民議会(国会)に解散を命じた上、自らに立法権を与える改正憲法令を発布した。議会再選挙は年末となる可能性もあり、完全な民政移管は当分の間、先送り。イスラム勢力は猛反発しエジプト情勢の混迷は深まっている。

 一方、AP通信によると、イスラム勢力が多数を占める人民議会の一部議員は19日、閉鎖された議会建物への突入を計画。軍は周辺に兵士を配置するなどイスラム勢力と軍の間で緊張が高まっている。(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012061902000094.html
初のイスラム勢力政権へ エジプト大統領選
2012年6月19日 朝刊

 【カイロ=今村実】ムバラク政権崩壊後、初のエジプト大統領選で、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団のモルシ氏(60)の当選が十八日、ほぼ確実になり、イスラム勢力の政権が初めて誕生することになる。だが、暫定統治する軍最高評議会は立法権の掌握を宣言。国造りの主導権をめぐって対立が激化しており、緊張が高まっている。

 軍出身の元首相シャフィク候補(70)の陣営は、モルシ氏勝利を否定。ただ、政府系紙アルアハラムの集計によると、モルシ氏の得票率は52%、シャフィク氏は48%と4ポイントの開きがあり、各メディアもモルシ氏の優勢を伝えている。

 モルシ氏は十八日未明の記者会見で「神のおかげで自由と民主主義という正しい道に国民は導かれた。私に投票した人も、そうではない有権者もエジプトの息子たちだ」と国民和解を呼び掛けた。

 一方、十七日の投票終了直後、軍は暫定憲法にあたる「憲法宣言」の変更を発表。大統領権限や同胞団の政治活動を制限するなどイスラム勢力を標的にした露骨な内容になっている。軍の広範な権限は認められ、民主化プロセスの進展の障害になりそうだ。

 同胞団直系の自由公正党が第一党を占めている人民議会は、違憲判断が出たことを理由に「解散」と認定し、代わりに軍が立法権を掌握。新議会発足に向けた再選挙は、新憲法の起草と、その是非を問う国民投票の終了後とした。

 また、従来は大統領が軍最高司令官を兼務していたが、新憲法の制定まではモルシ氏ではなく、軍最高評議会のタンタウィ議長が務める。軍の運営や幹部人事も軍評議会が決定する。モルシ氏の新政権は議会不在のまま、厳しい船出になる。

 旧政権の基盤となっていた軍は昨年十一月、予算などの特権を確保する憲法修正を画策し、国民の反発を受けた。今回も軍に有利な新憲法制定を狙うとみられる。軍評議会は今月末に暫定統治を終える予定だったが、最低でも数カ月は居座ることになりそうだ。

 民主化勢力は「軍によるクーデター」と激しく非難し、十九日に抗議デモを呼び掛けている。「解散」とされた人民議会は同日の開会を目指し、混乱は収まりそうにない。


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