したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

3177チバQ:2011/10/10(月) 14:09:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111010-00000081-san-int
欧州安定化基金拡充策 スロバキア、否決の可能性
産経新聞 10月10日(月)7時55分配信

 ■11日議会、ギリシャ批判噴出

 【ロンドン=木村正人】ギリシャ債務危機の防波堤となる欧州金融安定化基金(EFSF)拡充策の採決が11日、スロバキア議会で行われる。欧州単一通貨ユーロ圏17カ国中、議会承認を残すのはスロバキアとマルタの2カ国だけだが、2年前にユーロ加盟を果たしたばかりのスロバキアではギリシャ批判が高まり、議会承認が危ぶまれている。否決されれば市場がパニックを起こす危険性がある。

 「誰彼なしに金を借りたがっているのは? ギリシャ人」「誰に対しても金を貸したくないのは? スロバキア人だ」。スロバキアではこんなビールのTV広告が人気を集めている。

 ユーロ圏は7月、ギリシャのデフォルト(債務不履行)を想定してEFSFの融資枠を2500億ユーロ(約25兆6千億円)から4400億ユーロに拡充することで合意し、各国での議会承認を進めている。

 スロバキアの負担額は44億ユーロから国内総生産(GDP)の約1割に当たる77億ユーロに増えるため、国内では「どうして貧しい小国がぜいたくな国を助けなければならないのか」との不満が渦巻く。同国の世論調査でEFSFの拡充に賛成しているのはわずか38%だ。

 市場原理主義を信奉する与党第2党・自由と連帯は「財政破綻国を救済するのは間違い。債務危機を解消すると言って借金を膨らませるだけだ」と反発。賛成の条件として同党はEFSFの運用を点検する委員会の設置や2013年半ばに発足する恒久の救済枠「欧州安定化メカニズム」への不参加を挙げたが、ラディツォバー首相は拒んでいる。

 連立与党は10日、最終調整を行うが、協議は暗礁に乗り上げる恐れが強く、11日の議会承認が危ぶまれている。

 自由と連帯が反対した場合、否決を避けるため最大野党のスメルが最終的に賛成に回る考えを示しているが、ラディツォバー政権が解散・総選挙に追い込まれるのは必至だ。

 欧州の債務危機は金融危機の兆候を示しており、国際通貨基金(IMF)は金融破綻を防ぐには2千億ユーロの資本注入が必要と指摘。EFSFの拡充策がスロバキア議会で否決されて融資枠が2500億ユーロのままなら、たちまち資金不足に陥り、市場の不安心理に一気に火がつく恐れがある。

 銀行への資本注入で9日にベルリンで会談したメルケル独首相とサルコジ仏大統領の意見対立も表面化しており、ユーロはまさに満身創痍(そうい)の状態だ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板