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国際政治・世界事情

7670とはずがたり:2014/03/21(金) 11:14:59

<扇動するロシアメディア>

ロシアの国営メディアもプーチン大統領に歩調を合わせ、ウクライナが崩壊寸前の無秩序で暴力的な国であるとし、同国のロシア系住民が首都キエフをコントロールする「ネオ・ファシスト」による攻撃の危険にさらされていると示唆している。

TVキャスターのドミトリー・キセリョフ氏は、自身の番組で「この国(ウクライナ)はあちこちで壊滅しつつある」とコメント。ロシアの多くの政治家も、ウクライナのロシア系住民などを救済する用意があると表明している。

また、共産党指導者のゲンナジー・ジュガーノフ氏は、ロシアへの編入支持が多数を占めたクリミアの住民投票について、「行き詰まり、困難な状況にあるウクライナの多くの地域にとって先例となるべきだ」と訴えた。

ウクライナ南東部ドネツクに住むVera Goloshchapovaさん(60)は、住民投票は不要だとし、「ウクライナはわれわれを見捨てた」と述べてロシアの侵攻を歓迎する考えを示した。

しかし、欧米各国がウクライナ東部のロシア系住民が脅かされているというロシアの主張を受け入れたとしても、軍部隊を派遣することはプーチン氏にとって非常にリスクが高い。

ドネツクの看護師、Lyudmila Tsymbalyukさん(50)は、「本当に殺し合いをするのか」と疑問を呈し、「ロシアには入りたくない。誰からも抑圧などされていない」と話した。

<侵攻の可能性>

ロシア人の多くはクリミアが自国に戻って来ると歓迎しており、ロシア議会は数日中にも編入を承認する可能性がある。クリミア半島は旧ソ連がフルシチョフ政権時代の1954年にウクライナに譲渡された。

ウクライナの国家安全保障会議のアンドリー・パルービー氏は、これまでにロシアが地方政府庁舎8カ所を掌握しようとしたと明かし、ロシアが支配を拡大しようとしていると指摘する。

同氏は、ロシアが訓練を受けた武装工作員をウクライナに送っているが、多数が当局に拘束されたと説明。「南部と東部の状況は何とか統制が取れている」と語った。

一方、プーチン氏は、ウクライナのロシア語圏の完全な分離・併合まで求めずに事態を収束させる可能性がある。東部と南部にある不和を利用し、ウクライナ政府に地方の自治権を拡大する新憲法を迫ることが考えられる。専門家によると、ロシアがウクライナを公式には1国のままに維持しつつ、実質的には分断し、最大限の影響力を手にするという狙いだという。

それでも侵攻の可能性は依然として残り、ユーラシア・グループはロシアによるウクライナ東部侵攻の確率を40%と予想。先の西側当局者も「プーチン氏は攻撃を早期に決断する可能性もある」と言う。

同じように、ドネツクの看護師Tsymbalyukさんも、「プーチン氏は核兵器のボタンを手にし、国境には戦車も配備されている。クリミアはすでにロシアの支配下にあり、明日はドネツクなのか」と不安気に話した。

(Steve Gutterman記者、翻訳:橋本俊樹、編集:本田ももこ)


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