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国際政治・世界事情

6164チバQ:2013/04/21(日) 10:56:10
http://mainichi.jp/select/news/20130421ddm007030107000c.html
セルビア・コソボ:セルビア系に失望感 コソボ独立追認、住民間で緊張も
毎日新聞 2013年04月21日 東京朝刊

 【ウィーン樋口直樹】民族紛争の後遺症を引きずるセルビアとコソボが19日、関係正常化に向け基本合意した。欧州連合(EU)の強力な仲裁を受け、EU加盟を悲願とするセルビアがコソボの独立「追認」で押し切られた格好だ。一方、コソボ北部に取り残されたセルビア系住民は母国に対する失望感とコソボ政府への反発を強めており、アルバニア系住民との間で緊張が高まっている。

 基本合意の狙いは、約5万人のセルビア系住民が実効支配するコソボ北部をセルビア本国から切り離し、アルバニア系のコソボ政府の統治下に組み込むことにある。具体的な合意内容は未公開だが、セルビアからの報道によると、コソボのセルビア系住民には警察・司法分野の人事などで一定の権利が認められるものの、あくまでコソボの警察・司法体系の枠内にとどまることが明記されているという。

 旧ユーゴスラビアの盟主だったセルビアは、自国の一自治州だったコソボの分離独立を承認していない。だが、欧米の軍事介入でコソボから撤退し、国際社会で孤立し経済的に行き詰まった現状を打開するため、EUへの加盟を熱望している。コソボにとっても、国際社会での地位向上にセルビアとの関係修復は不可欠だ。

 EU側にも、コソボにセルビア系住民による「国家内国家」が定着することに危機感があった。同じく旧ユーゴから独立したボスニア・ヘルツェゴビナが、セルビア系住民に独自の共和国設立を認めたため、いまだに国家の一体性を保てずにいることへの反省からだ。

 一方、コソボ北部のセルビア系自治体トップらは、当事者の頭越しに決められた基本合意について「受け入れられない」と猛反発。週明けに大規模な住民集会を開き、独自路線を探る構えだ。アルバニア系住民の間にも北部の自治拡大に反対する動きがある。


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