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国際政治・世界事情

2674チバQ:2011/06/16(木) 20:06:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110616/mds11061619290000-n1.htm
トルコ側国境にあふれる避難民 シリア「人道危機」の様相
2011.6.16 19:26 (1/2ページ)

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シリアとの国境に近いトルコ南部の村ヤイラダグの避難民キャンプでは、テントが所狭しと立ち並んでいた(大内清撮影)
 負傷したシリア人を運ぶ救急車がけたたましいサイレンとともに何台も往来していた−。シリアとの国境に近い、トルコ南部の村ヤイラダウ。バッシャール・アサド大統領の政権による住民弾圧が続くシリアからトルコ側へ逃れた避難民の数は、16日までに8500人を超えた。今後も増え続ける見通しで、事態は人道危機の様相を呈している。(ヤイラダウ=トルコ南部 大内清)

 ヤイラダウ村に、トルコ政府が避難民向けに設置したキャンプの一つがある。

 「兵隊があちこちで家々を撃ちまくっていたんだ」

 トルコ当局は避難民への自由な取材を認めていないが、当局が目隠しのために敷地の外周に設けた青いシートから顔をのぞかせ、十代前半ぐらいの少年が話してくれた。銃声が忘れられないのか、みるみるうちに瞳に涙がたまっていく。

 シリア北部ジスル・アッシュグールから家族とともにヤイラダウに逃れて6日目、恐怖の記憶は鮮明だ。

    □ □

 シリアでは3月、南部ダルアーを“発火点”に反政府デモが全国に拡大した。アサド政権は懐柔策を打ち出しつつも武力弾圧を強め、ジスル・アッシュグールで警官ら120人が「武装集団」によって殺害されたと主張。それを口実に今月10日、軍事作戦を開始し、14日までに同町を制圧したとされる。

 シリア国内の取材は厳しく制限されており、当局の主張の真偽は不明だ。だが、ヤイラダウの避難民の男性は産経新聞の電話取材に、弾圧に抵抗するため「自らも銃を持っていた」と明かした。銃器がどの程度、住民に行き渡っているかは明らかではないものの、反政府行動が今後、本格的な武装闘争に発展すれば内戦の懸念が現実味を増すことになる。

 さらに情勢を複雑化しかねないのが宗教対立だ。

 現大統領の父、ハフェズ・アサド前大統領は1970年のクーデターで権力を握って以来、自身が属するイスラム教シーア派の一派とされるアラウィ派出身者を軍の要職などに重用、同派はシリアの支配階層を形成してきた。国民の大多数を占めるスンニ派の不満は大きく、政権への怒りの一因になったともいわれる。

 反体制派は「デモはあくまで民主化が目的」と、宗派対立を否定はしている。しかし、政権による弾圧が続く中、最近では宗派間の対立感情が高まっているとの指摘も出始めている。

   □ □

 ヤイラダウの避難民女性たちは電話取材に対し、「(ジスル・アッシュグールでは)若い娘が裸で兵士のお茶くみをさせられている」と訴えた。

 兵士たちはそれを写真に撮って女性らの家族に当局に協力するよう脅迫。避難している親族などに電話をかけさせ、シリアに戻るよう説得させているという。

 人権団体のまとめでは、シリアではこれまでに当局の発砲などで1400人以上が死亡、1万人以上が拘束を受けたとされる。

 トルコの報道によると、同国のエルドアン首相は14日、アサド大統領と電話会談し、暴力の即時停止を強く求めた。

 その際、「受け入れられなければ国際社会はシリアに対し行動を起こすだろう」と警告したとも伝えられており、トルコが良好な関係を維持してきた対シリア外交を転換させるとの見方も浮上している。


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