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国際政治・世界事情

2241チバQ:2011/03/01(火) 22:57:57
 しかし、一昨年には曲がりなりにも政権交代があった。若者に政治への期待は全くないのだろうか。

 「若者は政治家を自分たちの代弁者とは思っていない」と松本さん。萱野さんは言う。「学生と話すと、政治家はお金に汚い、という紋切り型の印象を抱いているようです。選挙のたびに『投票にいきなよ』と促すのですが、『誰に入れるべきか分からない』という。そこには二つの意味がある。一つは誰に投票しても結果は同じというあきらめ。実際、政権交代と騒いでも何も変わらないじゃないかと。もう一つは、変わらないということは悪くもならないだろうと。社会への信頼というか、今のシステムに寄りかかっている。社会が複雑・巨大化したことの良い面であり悪い面でもあると思います」

 どうやらデモへの道のりは遠いようである。

 芹沢さんは「若い人たち、特に80年代以降生まれの世代には、今はもう、体制批判より新しいものを生み出す局面だという意識が生まれている。実際、脱引きこもり支援をするNPO法人や、発展途上国で雇用を生み、利益も還元する会社などを設立する社会起業家が次々に生まれている。上の世代は『なぜ若者は立ち上がらないのか』などと言う前に、そんな若者たちにお金やリソース(資源)を渡してほしい」と力を込める。

 ただ、松本さんはこうも指摘する。「チュニジアでもエジプトでもリビアでも、今回はデモの指導者がいなかったじゃないですか。あれがすごく新しいと思う。小さいリーダーはたくさんいたと思うけれど、反体制のリーダーとか党とかがなくて、自然とワーッと広がっている感じがすごく新しい反乱だと思う」

 政局に明け暮れる与野党。油断していると、何万人もの若者の携帯電話に「×月×日×時、国会議事堂デモ」というメールが駆けめぐる日が来ないとも限らない。


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