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国際政治・世界事情

3152チバQ:2011/10/06(木) 21:43:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111003-00000076-san-int
プーチン氏再登板 露の親中傾斜、欧州に警戒感
産経新聞 10月3日(月)7時55分配信

 ■資源外交で結束困難、MD協議停滞の恐れ

 【ロンドン=木村正人】ロシアのプーチン首相が来年春に大統領に返り咲くことが確実になり、欧州では対ロシア関係は中・長期的に多くの問題を抱えるとの懸念が広がっている。親欧米派とみなされたメドベージェフ大統領と異なり、親中派とされるプーチン氏が中国と同じ国家統制型経済発展を志向し、外交でも中国と共同歩調をとる可能性が強いとみられるためだ。欧州内で対露関係をめぐり、南北の違いが鮮明となる可能性もあるという。

 「プーチン氏は中国メディアに対し、彼の娘が中国語を勉強していると2回も語っている」と欧州のシンクタンク、欧州外交評議会のロシア担当、ベン・ジュダー氏は指摘する。

 氏の分析では、ロシアはメドベージェフ大統領が米国や欧州との関係改善に取り組む一方、こわもてのプーチン首相が中国やイランなど非欧米諸国を担当する“双頭外交”を展開。実際、英仏米3カ国が主導したリビア軍事介入を黙認した格好のメドベージェフ氏に対し、プーチン氏はリビアでの利権を失いかねない中国も意識してか「十字軍だ」と声高に批判した。

 ジュダー氏は「中国はメドベージェフ氏をソ連を崩壊させた親欧米派のゴルバチョフ元ソ連大統領になぞらえて嫌悪感を示し、プーチン氏にラブコールを送っていた」と解説する。

 その上でジュダー氏は、プーチン氏が大統領職に復帰後、経済の国家統制色と中国寄り外交を鮮明にしていくと予測。「そうなっても欧州は結束して対抗できないため、両者の関係は短期的に停滞した後、多くの問題を抱え込む恐れが強い」と警告する。

 欧州連合(EU)にとってロシアは米国、中国に次ぐ3番目の貿易国。ロシアにとってもEUは全体の46・8%を占める断トツの貿易相手。EUへの輸出の8割が天然ガスや石油などの資源だ。ロシアにとって欧州の重要性は揺るがない。

 しかし、プーチン首相は大統領時代の2006年、ウクライナへの天然ガス供給を停止し、EUも深刻な影響を被った。このため、ロシア依存度が高かったバルト三国や旧東欧諸国は原子力発電所の建設や液化天然ガス(LNG)の輸入を促進した経緯がある。プーチン氏が再び、資源を武器に欧州にゆさぶりをかけるとの警戒感は根強い。

 しかも、欧州の対露政策は一枚岩ではない。ロシア外交の実態を報告した『新冷戦』の著者で、英誌エコノミストの国際担当編集長エドワード・ルーカス氏は「冷戦直後は東と西の違いがあったが、今は欧州の債務危機と同じように北と南で分断されている」と指摘する。

 ギリシャやキプロスなど“南”の対露関係は緊密だ。民間告発サイト「ウィキリークス」が公開した米外交公電で、イタリアのベルルスコーニ首相がプーチン氏から資金提供を受けた疑惑も指摘されている。

 一方、“北”のドイツやフランスは天然ガスなどの取引を通じた企業レベルの関係強化を進め、バルト三国や北大西洋条約機構(NATO)に非加盟のスウェーデンやフィンランドはロシアへの警戒心を解いていない−と同氏は分析する。

 NATOは08年のグルジア紛争を境にグルジアとウクライナの加盟問題を凍結し、ロシアと共同のミサイル防衛(MD)構築を協議するが、NATO関係者は「プーチン氏の復帰で協議はさらに難航する」とみる。


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