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国際政治・世界事情

6658チバQ:2013/07/15(月) 22:02:42
http://mainichi.jp/select/news/20130715ddm007030030000c.html
バチカン銀行:浄化作戦 ローマ法王主導、調査委設置 「黒い金」動く? 幹部更迭
毎日新聞 2013年07月15日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】フランシスコ・ローマ法王(76)がバチカン(ローマ法王庁)の資金を運用・管理する宗教事業協会(通称・バチカン銀行)の「大掃除」(欧州メディア)に乗り出した。マフィアによる蓄財やマネーロンダリング(資金洗浄)の疑惑が絶えず、不透明な運営が指摘されてきた同行の幹部を事実上、更迭。法王がモットーに掲げる「貧者の教会」に見合うよう体質改善を図ろうとしているようだ。

 ◇法王庁元高官、逮捕
 約2000年の歴史を持つキリスト教カトリックにあってバチカン銀行は「若い」組織だ。第二次世界大戦中の1942年、当時の法王、ピオ12世によって設立された。現在の職員は114人。バチカンと世界のカトリック教会の活動に寄与するため関係者の資産を守るのが目的。だが、長年にわたり、政治家による賄賂資金の保管や、マフィアによる資金洗浄などの疑惑がつきまとってきた。

 イタリア司法当局は2009年、資金洗浄の疑いでバチカン銀行に対する捜査に着手。イタリア紙コリエレ・デラ・セラが入手したとされる司法当局の捜査文書によると、同行では顧客チェックがずさんなため、「口座所有者によって違法な資金移動の隠れみのとして使用されてきた恐れがある」という。バチカンの加盟する地域機構・欧州評議会は、透明性の向上や監督の強化を要請してきた。

 6月末から7月初めにかけて捜査に動きがあった。スイスからイタリアに巨額現金を密輸しようとした法王庁財産管理局の元高官が6月28日に逮捕された。元高官はバチカン銀行の個人口座を使った資金洗浄疑惑でも捜査されており、7月9日、バチカン当局に資産を凍結された。7月1日には、元高官と連絡を取っていたとされるバチカン銀行の事務局長と副事務局長が辞任に追い込まれた。

 ◇「貧者の教会」へ
 フランシスコ法王は6月半ば以降、ウミを出すための手を相次いで打ってきた。信頼する高官を銀行の監査役に起用(6月15日)したのに続き、銀行の活動を査察する調査委員会を設置(6月26日)。事務局長らの辞任に伴い、運営改善のための「最高リスク管理責任者」のポストを新設した。

 バチカン日刊紙オッセルバトーレ・ロマーノのジョバンニ・マリア・ビアン編集局長は毎日新聞の取材に「銀行の透明性を高め、組織をスリム化しようとした前任のベネディクト16世の取り組みを継続し、仕上げにかかっている」と説明。「フランシスコ法王の場合、銀行を自分で直接、監督しようとしているので、改革は大がかりなものになるだろう」と予測する。

 法王は「神父や修道女が最新モデルの車に乗るのを見ると気分が悪い。世界でどれだけの子供が餓死しているかを思い起こし、もっと質素な車に乗りなさい」と語る清貧の士。「カネは(人間に)奉仕すべきであり、(人間を)支配してはならない」と金融資本主義の行き過ぎにも批判的だ。7月6日のミサで「教会機構の刷新を恐れてはいけない」と語るなど、徹底的に改革を進める構えを見せている。

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