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国際政治・世界事情

6702チバQ:2013/07/31(水) 00:05:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130730/erp13073023220007-n1.htm
中国に急接近の独裁国家ベラルーシ 「スラブの兄弟」露はいらだち
2013.7.30 23:21 (1/3ページ)[ロシア]

16日、北京の人民大会堂で行われた歓迎式典で、中国の習近平国家主席(左)と閲兵するベラルーシのルカシェンコ大統領(AP)
 【モスクワ=佐々木正明】旧ソ連のベラルーシに対し、中国が影響力を強めている。ベラルーシのルカシェンコ大統領は今月中旬に中国を訪れ、15億ドル(1500億円)相当の経済投資協定に署名。首都ミンスクでは「欧州最大」の中国工業団地の建設計画が始動した。経済危機に悩むベラルーシがロシアに資金援助を断られ、中国へ接近した形だ。ロシアとベラルーシは「スラブの兄弟国」として緊密な関係にあるだけに、中国の進出ぶりはロシアをいらだたせそうだ。

 ルカシェンコ大統領は3日間の日程で北京を訪問、習近平国家主席や李克強首相らと相次いで会談した。

 大統領は「中国は世界をひっぱる大国だ。今日、世界の熱気はワシントンやブリュッセルにはなく、北京にある」と中国を持ち上げた。露メディアは「ロシアにも使ったことのない賛辞」だと伝えた。

 大統領の訪中時、両国が調印した協定は30に及び、旧ソ連の遺産で辛うじて維持している軍事、宇宙開発分野にまで及んだ。総額56億ドルをかけて建設する約80平方キロの工業団地には中国企業を誘致し、将来的には15万人が居住する。

 欧州連合(EU)加盟国に隣接するベラルーシへの大規模進出は、「中国にとっての欧露両市場への橋頭堡(きょうとうほ)になりうる」(専門家)とも指摘される。早速、自動車大手の「浙江吉利控股集団」は、ベラルーシ国内で大型乗用車を合同生産することで合意した。

 「欧州最後の独裁者」とも呼ばれるルカシェンコ大統領の下、ベラルーシは企業の操業停止、従業員の給料未払いなどの深刻な経済危機にあえぐ。最大の支援国だったロシアは、国有企業の民営化といった改革の遅れなどを理由に今年、資金援助の継続を拒否した。巨額融資の支払期限を今秋に控え、「中国との経済協力は国家再建のための唯一の選択肢」(露有力紙)だった。

 ベラルーシの苦境に乗じた中国のしたたかな戦略といえるが、専門家は「ベラルーシは中国カードを切ることでロシアを振り向かせ、中露両国からさらなる援助を引きだそうとしている」とも指摘する。

 中国は近年、中央アジア諸国への進出が著しく、カザフスタンの貿易高は昨年、ロシアを抜いて中国が一位になった。旧ソ連という“裏庭”で中国が影響力を強めていることに、「プーチン政権は懸念を抱いている」(外交筋)ともいわれる。





ベラルーシ 1991年8月に旧ソ連から独立。人口約950万人。ルカシェンコ大統領は94年から現職。連続再選規定の撤廃などで長期政権を築く一方、野党・リベラル勢力を弾圧し、欧米は人権問題で厳しく批判している。輸出入の多くをロシアに依存し、2010年にロシアとカザフスタンと関税同盟を創設した。


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