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国際政治・世界事情

1986チバQ:2011/02/01(火) 22:15:32
http://www.asahi.com/international/update/0201/TKY201102010529.html
100万人行進へ、カイロに市民結集 軍は静観の構え(1/2ページ)
2011年2月1日22時6分
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 【カイロ=貫洞欣寛、玉川透】ムバラク大統領の退陣を求める抗議行動が激化しているエジプトで、野党勢力が呼びかけた「100万人行進」に向け、カイロ中心部は1日、各地から数十万人単位の市民らが続々と集まった。軍は市内に展開しているものの、デモ隊に対し武力行使をしないとの声明を出し、静観する構えだ。スレイマン副大統領は事態打開のため、野党勢力との対話を模索する姿勢を見せているが、野党勢力は拒否しており、事態は緊迫度を増している。

 野党勢力が「100万人行進」の目的地としているカイロ・タハリール広場周辺は、コンクリート製のバリケードが設置されているうえ、多数の兵士が戦車などとともに配置されている。兵士が検問を実施、爆発物や銃器などの持ち込みに目を光らせているが、デモ参加者の広場への通行を阻止していない。

 デモ前夜の1月31日、エジプト軍の報道官は「市民は正当な要求を掲げており、平和的に行動する限り軍は発砲しない」との声明を出した。野党勢力から「軍は市民側についた」と歓迎する声が出る一方、「軍がつくったバリケードを越えて大統領府への行進などを始めれば発砲するとの脅し」(元空軍将校)との見方もあり、デモに対する軍の動向が、今後の情勢を大きく左右しそうだ。

 エジプト国内の鉄道は運休し、カイロと各都市を結ぶ幹線道路も閉鎖されているが、人々は続々と押し寄せている。

 スレイマン副大統領は31日夜のテレビ演説で「すべての野党勢力との対話を始め、憲法や法制度の改正について検討する」と語り、昨年11〜12月に行われた総選挙についても、不服申し立てがあった選挙区で選挙をやり直すと述べた。この総選挙では野党候補に対する警察の干渉が激しく、「不正選挙」との批判が相次いでいた。発言は事態収拾を探るための妥協案と見られる。

 これに対し、カイロ中心部でデモを続けるムスリム同胞団や「4月6日運動」など複数の野党勢力は朝日新聞の取材に「求めるのは大統領の辞任であり、対話には応じない」と明言した。

 野党勢力の中には、1日のデモでタハリール広場から、大統領府に向かうことや、別の日に大統領府前でデモをすることを呼びかけるグループもあり、さらに緊張が高まる可能性もある。

 一方、米国のウィスナー元駐エジプト大使が31日、カイロ入りした。AFP通信などによると、ムバラク大統領と面会する意向だという。

 緊迫した情勢が続くなか、「ポスト・ムバラク」をにらんだ動きも新たに浮上した。

 元エジプト外相でアラブ連盟のアムル・ムーサ事務局長は31日、「次の時代への平和的な権力移譲が必要だ」と述べ、ムバラク大統領に退陣を要求。「アラブ連盟での任期はあと2カ月で終わる。同じ職に戻るつもりはない」と語り、近くエジプト政界に復帰する可能性を示唆した。

 イスラエルへの批判的な発言などで大衆に人気があるムーサ氏が政界復帰すれば、国際原子力機関(IAEA)前事務局長で民主化運動指導者のエルバラダイ氏と並んで政局の核となる可能性がある。


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