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国際政治・世界事情

5298チバQ:2012/11/13(火) 22:38:18
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201211130105.html
情報BOX:南アフリカの主な政治的リスク2012年11月13日
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 [ヨハネスブルク 12日 ロイター] 南アフリカは、アパルトヘイト(人種隔離政策)廃止後、最も深刻な労働争議に見舞われている。12月にはズマ大統領が率いる政党アフリカ民族会議(ANC)の選挙が実施される予定で、大統領は目下、その選挙に注力している。

 12月のANCの選挙は、ズマ党首の再選が濃厚。また党首再選は、2014年の総選挙で大統領再選(任期5年)の布石を打つことになる。

 しかし、ズマ大統領の政策運営には批判の声が上がっており、格付け会社は、ズマ政権がアフリカ最大の経済規模を持つ南アフリカに長期的リスクをもたらしているとみている。同国経済にとって重要な資源産業で労働争議が続き、投資家の信頼感は低下、通貨ランドの対ドル相場は3年ぶり安値に落ち込んでいる。

 以下は、南アフリカの主な政治的リスク。

 <労働争議>

 ANCと、ANCと同盟関係にある黒人系労働団体、南ア労働組合会議(COSATU)はここ数年、賃上げによってストライキを防いできた。

 現在は収束しつつあるストライキは、現状維持に我慢できなくなった多くの労働者が、組合執行部が労務条件よりも政治的関係を重視していると感じていることを示す。労働者は、大幅な賃上げを要求し、組合執行部に賃金交渉に関与しないよう求めている。

 注目点:プラチナ部門から石炭部門への争議波及

 <「マリカナの虐殺」>

 8月16日にロンミンのプラチナ鉱山でストライキ中の労働者に警察官が発砲し、労働者34人が死亡する事件が起こった。事件の詳細が明らかになるにつれ、ズマ大統領が今年抜擢した警察長官をめぐる疑惑が生じ、政権を取り巻く環境は厳しくなっている。

 注目点:「マリカナの虐殺」と呼ばれる事件を受けた反ズマ派の政権批判

 <国有化>

 党首再選を目指すズマ大統領にとって、取り扱いの難しい問題が党およびCOSATUの左派勢力が求める資源セクターへの政府の影響力拡大。それは、投資家の信頼感を損ねる要因でもある。

 与党内では、石炭を「戦略的資産」と位置付けることや、経営不振の固定通信事業者テルコムを政府の管理下に置き、インターネットインフラ構築を政府主導で進めるよう求める声がある。

 注目点:業界の競争バランスを変えることになる国営資源会社に関する提案

 <外部環境:中国景気減速、欧州危機>

 中国は南アフリカにとって最大の貿易相手で、主要な資源輸出先である。アジア経済の減速は、南アフリカの成長鈍化や失業に結びつく可能性がある。

 債務危機に見舞われている欧州連合(EU)も南アフリカにとって重要な貿易相手で、経済の約15%を支える製造業製品の主要な輸出先である。

 注目点:ユーロの不安定な動きのランドへの影響

 <汚職>

 国際的な非政府組織、トランスペアレンシー・インターナショナルが毎年まとめている、汚職の認識度ランキング(上位ほど腐敗度が低い)で、南アフリカは2011年は64位。2001年の38位から順位を落とし、腐敗が進んでいることが示された。

 注目点:汚職や政府の政策に不満を持つ貧困層の抗議活動拡大。ANCを不安定化させる可能性がある。


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