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国際政治・世界事情

3659チバQ:2011/12/28(水) 23:08:19
>>3655
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111228-00000006-cnn-int
カザフスタン、暴動をきっかけに不安定化の懸念
CNN.co.jp 12月28日(水)10時42分配信

(CNN) 中央アジアの産油国カザフスタンで石油労働者のストを発端とする暴動が起き、1月に迫った議会選と地方選を前に政情不安定化が懸念されている。国営メディアはナザルバエフ大統領が27日、自身の後継者と目されていた義理の息子を公職から解任したと伝えた。

解任されたのは、国家福祉ファンドの経営者で大統領の義理の息子でもあるティムル・クリバエフ氏。これに先立ち西部ジャナオゼン市でストを実施していた石油関連の労働者と警官隊の衝突が起き、同国国営通信によると少なくとも14人が死亡、80人が負傷。17日に20日間の非常事態が宣言されていた。暴動は周辺地域にも拡大し、デモ隊が列車を妨害して少なくとも1人が死亡したとされる。

ロシアの国営RIAノーボスチ通信によれば、同市では賃上げを求める労働者が半年以上にわたって市中心部の広場を占拠していたが、警官隊が同広場からデモ隊を排除しようとしたことをきかっけに暴動が起きた。警官がスト参加者に発砲したとの目撃証言もあるという。

労組側は、この衝突により50〜70人が死亡、500人が負傷したと発表したが、政府はこの数字を否定している。一連の暴動は、同国が独立から20周年を迎える中で発生した。

ナザルバエフ大統領は23日に同国のテレビで、クリバエフ氏が労使紛争を解決できなかったとして辞任を求める意向を表明していた。大統領はさらに、石油会社ウゼンムナイガスに解雇された1800人の従業員を支持すると表明、同社による解雇は違法だとの見方を示し、経営改革を促している。
国営通信によれば、ジャナオゼンのデモ隊排除は現在も続いているという。首相府は27日、電力、水道、公衆衛生サービスの復旧に向けた努力を続けていると述べ、そのための予算拠出を発表した。

今回の衝突をめぐっては、欧州の議員48人で構成するグループが先週、警官隊による武力行使を非難する書簡をナザルバエフ大統領に送り、米国務省も事態を「深く憂慮する」とする声明を発表。国際人権団体も相次いで懸念を表明した。

カザフスタンは不安定な情勢が続く周辺国の中にありながら、これまで安定を保ってきた。米調査会社IHSグローバル・インサイトのアナリストは、今回の暴動は当局にとって予想外の事態だったと解説する。しかし同国では石油など豊富な天然資源のおかげで少数のエリートが莫大な富を築く一方、一般市民の多くはその恩恵を受けることができていないと指摘。当局としては、その格差をめぐる不満がカザフ全域に広がるのを防ぎたい意向だと分析している。

ナザルバエフ大統領は独立宣言以来の長期政権を築き、国民の間でも高い人気を保っているが、ここ数カ月で健康状態が悪化し、後継者をめぐる憶測が広がっていた。義理の息子のクリバエフ氏やウムルザク・シュケエフ第一副首相といった高官の解任は、大統領が再び自らの権力を固めようとする動きを示すものだと同アナリストは見る。ただ、今回の暴動で1月15日に予定されている選挙に影響が出ることはなさそうだという。


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