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国際政治・世界事情

4780チバQ:2012/07/24(火) 21:46:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120724/erp12072407000000-n1.htm
ギリシャ、スペイン、イタリア 揺れる南欧 「痛み」強いられ国民に不満高まる
2012.7.24 06:56 (1/4ページ)
 【ベルリン=宮下日出男】欧州債務危機の収束に向けた道筋が見いだせない中、債務問題を抱える南欧諸国の情勢が不安定さを増してきた。危機の発端となったギリシャでは、新政権が公約に掲げた財政緊縮緩和への展望は依然として描けないまま。10年物国債の利回りが危険水域を超えたスペインでは、「痛み」を強いられる国民の不満が従来以上に高まっている。改革を進めてきたイタリアも、政治情勢がその行方に影を投げかけ始めた。

                   ◇

 ■ギリシャ 改革遅れ EUいらだち

 欧州連合(EU)などから課せられた財政緊縮策の緩和を目指すギリシャのサマラス政権の取り組みが難航している。国民の期待を背負って発足し1カ月が過ぎたが、その前提となる財政再建に向けた作業が遅れているからだ。ギリシャを支援するEUや国際通貨基金(IMF)はいらだちを強めている。

 サマラス首相は22日、経済関連の代表団としてギリシャを訪問したクリントン元米大統領と会談した際、米国が1930年代に陥った大恐慌を引き合いに「われわれも今まさに経験しているところだ」と述べ、苦しい経済状況を強調した。

 サマラス政権は先月21日に反緊縮派政党を加えた3党で発足。経済が疲弊する中、財政赤字削減目標の達成時期の2年先送りなど、EUに求める緊縮策見直し案をまとめた。だが、EUなどは2度の総選挙で遅れた緊縮策を軌道に乗せるのが先決との立場で、サマラス政権は壁にぶつかった。

 政権は財政赤字の削減目標達成に必要な115億ユーロ(約1兆900億円)の追加緊縮策の策定を急ぎ、その上で緊縮策緩和の再交渉を求める方針に転換。だが、緊縮策はサマラス首相ら3党首の18日の会談でもまとまらなかった。

 追加緊縮策は、EUなどから315億ユーロ(約2兆9800億円)の次回融資を受けるための条件だが、実行は早くても9月以降にずれ込む見通し。8月20日には国債償還も控えており、ギリシャ政府はEUによる「つなぎ融資」の実現も模索している。

 サマラス首相は、EUと約束した国有財産売却を進め、改革姿勢をアピールする意向でもあったが、担当部門のトップが19日までに「新政権は協力的でない」と辞任。政権への新たな痛手となった。

 こうした新政権に対し、EUなどの視線は厳しさを増している。赤字削減目標を先送りする場合、追加支援が必要になるが、ユーロ圏財務相会合のユンケル常任議長は「欧州諸国にその用意があるのか、私には答えられない」と指摘。IMFのラガルド専務理事は「交渉に応じる気分ではない」と突き放している。

 最近の世論調査では、債務危機脱出に向け新政権を「信じる」と45%が答え、「信じない」(43%)をかろうじて上回った。一方、別の調査では、74%が緊縮策緩和のために再交渉すべきだと回答している。

 再交渉に失敗し国民を失望させた場合、政権は不安定化し、国内が再び混乱に陥りかねない。


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