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国際政治・世界事情

4796チバQ:2012/07/27(金) 23:45:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120727-00000099-san-int
シリア、宗派で分断? 支配層のアラウィ派 大多数のスンニ派
産経新聞 7月27日(金)7時55分配信


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イスラム教アラウィ派の多い地域(写真:産経新聞)

 【カイロ=大内清】シリアのアサド政権と反体制派の戦闘激化により、国内が分断状態に陥るとのシナリオが取り沙汰され始めた。アサド大統領の出身宗派で政権支配層を形成するイスラム教アラウィ派は国内北西部に多く、その他の地域で大多数を占めるスンニ派との対立という色合いを強めているからだ。内戦がさらに泥沼化すれば、多くの宗派・民族が入り組んだシリアとその周辺地域の安定を脅かす恐れもある。

 イスラム教シーア派の一派とされるアラウィ派はシリアの人口の1割弱にとどまり、大部分は北西部の山岳地帯やラタキア、ロシアの海軍基地があるタルトゥースなどに集中している。昨年3月の反政府デモ発生後もほとんど騒乱は起きておらず、政権側の牙城ともいえる地域だ。

 「北西部はしばらく放っておくしかない」

 反体制派武装組織「自由シリア軍」幹部はこう話し、他の地域のようにゲリラ戦術を展開することさえ難しいことを認める。首都ダマスカスや北部の最大都市アレッポなどで戦闘が激しさを増す中、政権側が北西部に武器を集め、アラウィ派住民に配っているとの情報もあるという。

 シリアでは今年5月以降、アラウィ派民兵シャッビーハの関与が疑われるスンニ派住民の虐殺が頻発しているが、その現場となった西部ホムスや中部ハマの周辺は、スンニ派とアラウィ派の居住地域の“境界”にあたる。スンニ派中心の反体制派内ではアラウィ派に対する反感が高まっており、この一帯で報復の連鎖が起きる懸念は強い。

 汎アラブ紙アッシャルクルアウサトによると、2005年に失脚して現在は反体制組織を率いるハッダーム元副大統領は、民兵を利用して宗派対立をあおっているとして、アサド政権の手法は北西部に「アラウィ派国家」を作ろうとするかのようだ−と非難した。

 宗派対立激化の懸念は、体制寄りの人間も共有している。ダマスカス大のハダード研究員(スンニ派)は、「アラウィ派が政権を失うとの危機感を強めれば、スンニ派との溝はますます深まるだろう」と話している。

 【用語解説】イスラム教アラウィ派

 別名ヌサイリー派。詳しい教義は不明だがイスラム教の第4代カリフ、アリーを神格化しているといわれ、スンニ派からは異端視される。シリアではアサド大統領はじめ軍の有力指導者らが信者。現大統領の父親のアサド前大統領はレバノンのシーア派指導者から、「アラウィ派はシーア派の一派」とするファトワ(宗教裁定)を引き出し正統性強化を図った。シリア北西部やレバノン北部に多くトルコ各地にも居住している。


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