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国際政治・世界事情

2948チバQ:2011/08/22(月) 20:09:15
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/08/22/20110822ddm007030110000c.html
リビア:民衆蜂起、新局面 首都攻防戦は長期化か
 【カイロ和田浩明】リビア反体制派が20日、首都トリポリの攻略作戦に着手し、最高指導者カダフィ大佐の排除を目指す民衆蜂起は開始から半年を経て新たな局面を迎えた。しかし、徹底抗戦を主張し続けてきた政権側が容易に最大拠点を明け渡すことも考えにくく、一進一退の攻防が続く可能性もある。

 反体制派は東部の石油積み出し港マルサエルブレガ以東を実効支配し、西部でもトリポリを取り囲むように支配地域を拡大した。海上は北大西洋条約機構(NATO)主導の多国籍軍が封鎖しており、トリポリでは燃料や現金の不足が伝えられる。

 20日にはカダフィ大佐の長年の側近だったジャルド元首相がイタリアに、ブクラ石油相がチュニジアに事実上亡命。ジャルド氏は中東の衛星放送アルジャジーラに対し、カダフィ大佐を「独裁者」と批判するなど、体制崩壊の接近を思わせる情勢だ。

 しかし、カダフィ大佐の出身地北中部シルトは今もカダフィ派が押さえており、マルサエルブレガでも政府軍の反攻が報じられている。反体制派は武装や練度の不足が指摘されており、過去の戦闘でも一進一退が長く続いた。大佐側の最大拠点トリポリが一気に陥落するかは不透明な情勢だ。人口100万人を超える大都会でもあり、都市ゲリラ戦が発生する懸念もある。

 一方で「NATOの支援で反体制派が攻勢を維持できれば、近日中に首都は落ちる」(エジプト・アハラム政治戦略研究所の軍事専門家カドリ氏)との見通しもある。

 政府側報道官は21日、トリポリで会見し「首都住民の大部分はカダフィ大佐を支持している」と主張した。一方で「和平に向け交渉の準備がある」とも発言し、アフリカ連合(AU)の仲介での休戦を求める意向を示した。

 ただ、「死ぬまでリビアに残る」と主張してきたカダフィ大佐や側近の居場所は不明で、NATO空爆などを避けて国内各所を移動していると見られる。仮に反体制派が首都を制圧しても、南部サブハなどを拠点に抵抗を続けるシナリオも考えられる。

毎日新聞 2011年8月22日 東京朝刊


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