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国際政治・世界事情

1804チバQ:2010/12/23(木) 12:57:28
http://mainichi.jp/select/world/news/20101215dde041030004000c.html
乾きと命:貧困の街で/下 ストリートチルドレン
 ◇「学校に行きたい」
 気温10度近くに下がるケニアの首都ナイロビの夜。キベラスラムに隣接する大型スーパーマーケットの駐車場の外には、厚着をした少年数人がたむろする。買い物を終えた客が駐車場に現れると、柵の外から手を差し出して食料品を乞う。ストリートチルドレンたちだ。毛糸の帽子をかぶったギリオン・マカンガ君(13)は言う。「夜は路上で布を敷いて寝る。実は高学年まで小学校に通っていたんだ。親の事情で家から追い出された」。流ちょうな英語で話す。

 キベラスラムには私設学校が複数あるが、学費を払えないストリートチルドレンを受け入れる学校はほとんどない。昼間、スラム周辺の露天市場脇には、学校に通わない少年たちが集まる。

 年上の仲間たちと談笑していたのはモハメッド・ムエッティ君(10)。厚手の上着姿なのに裸足だった。「靴を盗まれた。新しいのが欲しいけど、お金がない」と話す。取材中、突然黒い布を自分の唇に押し当てた。吸っていたのは布に浸したシンナー。すぐに目の焦点が合わなくなり、辺りを歩き始めた。

 スラムで貧しい子どもたちのための学校を運営する早川千晶さん(44)は言う。「シンナーで空腹や寒さ、悲しみさえ分からなくなる。心の苦しさを忘れるためになけなしのお金でシンナーを買ってしまうんでしょう」

 ピーター・ジョン君(12)は市場のごみ捨て場で、ひとり黙々とプラスチックや鉄くずをスーパーの袋に拾い集めていた。1キロ分で10〜12ケニアシリング(約10円)。「1日数回、問屋に持ち込んで、やっと食費を稼げる」と話す。

 父が数年前に病気で亡くなり、母は仕事をせず、昼間から酒に浸るようになったという。将来の夢を尋ねると、「体操選手になりたいんだ」と答え、側転してみせた。ごみ拾いを始めて2年。「もうこんな生活は嫌だ。人生をやり直したい。キベラを抜け出して、ちゃんと学校に行きたい」【遠藤孝康】

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 ◇「難民救援金」協力を
 災害や戦争、貧困などで苦しむ子どもたちを支援する海外難民救援金を募集しています。郵便振替または現金書留で送金いただくか、直接ご持参ください。なお、物資はお受けできません。紙面記載で「匿名希望」の方はその旨を明記してください。〒100−8051 東京都千代田区一ツ橋1の1の1 毎日新聞東京社会事業団「海外難民救援金」係(郵便振替00120・0・76498)


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