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国際政治・世界事情

6790チバQ:2013/08/25(日) 21:43:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130825/mds13082521210005-n1.htm
エジプト 旧支配層復権の流れ鮮明 ムバラク元大統領、同胞団長 同日公判 
2013.8.25 21:20 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】エジプトの首都カイロで25日、失脚したモルシー前大統領の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団のバディーア団長と、2011年の政変で退陣したムバラク元大統領に対する公判がそれぞれ行われた。ムバラク政権崩壊で同胞団とムバラク被告の立場は、一度は逆転した。しかし、7月のクーデター後、軍を後ろ盾とする暫定政権側の締め付けで同胞団は弱体化。軍出身のムバラク被告が保釈を認められる一方、同胞団員の拘束が進む中で行われた公判は、軍に代表される旧支配層の復権の流れを強く印象付けた。

 バディーア被告は、シャーティル、バイユーミ両副団長らとともに、6月末にカイロの同胞団本部で発生した銃撃戦で反モルシー派デモ隊殺害を指示した罪などに問われている。この日の初公判で同被告らは「安全上の理由」から出廷せず、実質審理は10月29日の次回公判以降に行われることが決まった。

 一方、ムバラク被告は11年の反政府デモでデモ隊殺害を命じた罪などに問われ、12年6月に終身刑判決を受けたものの、その後、司法当局が裁判のやり直しを命令。この日、カイロ郊外の特別法廷に息子2人らと出廷した同被告はサングラスを着用し、終始、余裕の表情を浮かべた。

 エジプトでは今年に入り、ムバラク旧政権の関係者が相次いで釈放され、ムバラク被告も今月22日、保釈を認められた。旧政権関係者らは、7月のクーデターにつながった大規模な反モルシーデモの動員にも大きな役割を果たしたとみられており、政治への影響力を取り戻しつつある。

 国民のムバラク政権への嫌悪は現在もくすぶっている。しかし、政府系・独立系メディアがともに反同胞団キャンペーンを展開していることや軍への支持の高さもあり、一部で暴力的な抗議行動を行う同胞団への反感は反ムバラク感情を上回っている。現時点で同被告保釈への目立った異論は出ておらず、同胞団が25日、カイロなどで行った抗議デモもごく小規模なものにとどまった。

 エジプトでは、ムバラク政権の恩恵を受けてきた層が軍や司法、メディア、官・財界などに広く根を張っている。そうした勢力にとっては、軍が強権を振るえる非常事態令下の現在が、最大の政敵である同胞団を追い詰め、自身らの復権に向けた流れを作る絶好機となっているとみられる。


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