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国際政治・世界事情

4841チバQ:2012/08/05(日) 23:24:45
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012080502000096.html
シリア反体制派 四分五裂のまま
2012年8月5日 朝刊

カイロ市内で1日、シリア亡命政府樹立の必要性を強調するハイサム・マレハ氏=寺岡秀樹撮影


 【カイロ=寺岡秀樹】内戦状態にあるシリアで、アサド政権崩壊をにらんだ移行政権の準備など、反体制派の受け皿づくりが進まない。先月末に亡命政府を樹立する方針を表明した反体制派組織の元有力幹部マレハ氏はカイロで本紙の取材に応じ、「政権が崩壊してからでは遅すぎる」と危機感をあらわにした。だが、現実には各派の路線対立や、主導権争いから四分五裂のまま。反体制派の一本化どころか反目が浮き彫りとなっている。

 マレハ氏はトルコを拠点とする反体制派の代表格「国民評議会」の元幹部。亡命政府樹立に向け、政党色を薄め、反アサド政権で一致する広範な勢力の連携を目指す構想だ。各勢力に参画を呼び掛け、カイロに拠点を置きたい考え。マレハ氏は「反体制派が団結する千載一遇のチャンスだ」と意欲を示す。

 ところが、ロイター通信によると、古巣の国民評議会が早くも参加を拒否した。サイダ評議会代表は「政権移行プロセスは困難な作業だ。事前の相談なしに(政府樹立を)発表しても意味はなく時期尚早」と述べた。

 反体制派「自由シリア軍」の指導者アサアド大佐も、「マレハ氏は、日和見主義者。今は、政府樹立の熱に浮かされているだけだ」と突き放した。

 その自由軍も、トルコに潜伏する幹部らと戦闘の最前線に立つ国内組の間で不協和音が目立ってきた。国内組は七月三十日、政権移行に向け新組織を設立する案を提案したが、アサアド大佐は拒否した。

 昨年のリビア政変で各国は内戦中から反カダフィ派「国民評議会」を正統政権と認め資金面で強力に支援、カダフィ独裁体制の打倒につながった。そうした成功例にならい欧米やアラブ諸国などは、シリアの各反体制派にも一本化を求めてきた。だが、アサド政権崩壊が現実味を帯びつつある今になっても各国の働きかけは不調に終わっている。

 カイロ・アメリカン大のアブドラ・アシャル教授は「反体制派は、各グループが唯一の代表になろうとしているが、祖国や犠牲者のことを、真剣に考えているとは思えない。結集は難しく、結果的にアサド政権の延命を助けている」と語った。


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