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国際政治・世界事情

2322チバQ:2011/03/08(火) 23:49:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110308/erp11030808060002-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】
中東の変革を牽制するロシア
2011.3.8 08:02
 ロシア政府が、中東・北アフリカで拡大する反体制デモの自国への波及に神経をとがらせている。

 ウラジーミル・プーチン首相(58)は、リビアなどの反体制派を積極的に支持する欧米を牽制(けんせい)し、ドミトリー・メドベージェフ大統領(45)も、アラブ諸国で「長期にわたる混乱が起きかねない」と警告し、民主化運動の“負の側面”を強調。アラブ諸国同様、言論や政治活動の自由を厳しく制限するロシアの懸念を逆に浮き上がらせた格好だ。

 「もし(中東のイスラム過激派が)勢いづけば、ロシアの北カフカス地方や、他の国々に影響を及ぼさないわけはない」

 2月24日にブリュッセルを訪問したプーチン首相は記者団にこう語り、中東の政変でイスラム過激派が勢力を増しかねないとの警戒感を示した。

 プーチン氏はさらに、革命を経て、イスラム原理主義勢力が政権を握ったイランや、イスラム過激派が勢力を伸ばす北カフカス地方などを挙げ、中東での独裁体制の崩壊と自由選挙を後押しする欧米諸国の姿勢を暗に批判した。

 2月25日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は「プーチン氏が記者団に教えようとしたことは、欧米は(カダフィ政権の崩壊によって)リビア情勢が好転すると期待してはならないということだ」と指摘した。

 一方、2月22日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、メドベージェフ大統領は国防関係者との会合で、中東の混迷が長期化することで「狂信者」が実権を握る可能性があると強調。「(アラブ諸国で)混乱が今後数十年にわたって続き、過激派勢力のさらなる拡大につながる」と危機感を促した。

 ただ、ロシアの野党関係者は、クレムリンの懸念はエジプトと同様の政変が国内に起きることにあり、「過激派の台頭」への危機感をあおるのはそれを覆い隠す“方便”だと指摘する。

 ロシア政府は、体制変革の波が自国に波及しないよう欧米を牽制しながら国内の引き締めを図っている。同時に中東情勢の不安定化をてこに、原油価格の高騰を通じた自国の資源産業の国際的な影響力拡大も狙っている。


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