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国際政治・世界事情

7306チバQ:2014/01/21(火) 22:21:54
http://mainichi.jp/select/news/20140122k0000m030102000c.html
シリア和平会議:米国とイラン 水面下で激しい駆け引き
毎日新聞 2014年01月21日 20時40分

 【テヘラン田中龍士、ワシントン白戸圭一】シリア和平国際会議へのイラン参加を巡り、米国とシリアのアサド政権を支援するイランの間で、主導権を握ろうと水面下で激しい駆け引きがあった。イランは、米国が会議参加の条件とする移行政府樹立(ジュネーブ合意)の前提を打破する思惑があったとみられ、和平会議を前に関係国との会談を重ね、したたかな外交戦略で足場固めを進めてきた。

 イランのザリフ外相は昨年11月下旬、これまでシリアの反体制派を支持してきた親米国トルコのダウトオール外相と会談し、経済関係の強化と共にシリア問題の政治的解決で一致。今月15日にはアサド大統領と2国間関係を確認し、16日にはロシアのプーチン大統領、ラブロフ外相とシリアの平和的解決に向けた協力を確認した。

 イランは会談などで、シリア問題を含め「テロ、過激主義との戦い」をさかんに強調している。今回、ザリフ氏は潘基文(バン・キムン)国連事務総長との事前調整で、ジュネーブ合意の前提に「理解」を示したとされる。

 イランは前提条件の「容認」はないと否定するが、「理解」を示すことで、まずは国連による会議招待を取り付け、会議の場では、移行政府樹立という会議の目的を一転し、「テロとの戦い」を呼びかけようとした可能性も考えられる。

 一方、オバマ政権は今月初め、シリア和平国際会議へのイランの非公式参加を容認する姿勢を見せ、イランの出方を注視してきた。アサド政権の後ろ盾のイランを和平プロセスに関与させ、内戦終結の糸口をつかむ狙いだったとみられるが、移行政府樹立を柱とする2012年6月の「ジュネーブ合意」を受け入れるかどうかで米・イラン間の溝は埋まらず、イランを取り込む戦略はひとまず挫折した格好だ。

 ケリー米国務長官は今月5日、イランの会議への非公式参加を容認する一方、公式参加の条件として、ジュネーブ合意の受け入れを改めてイランに求めた。硬軟織り交ぜた米側のメッセージには、イランが拒否している条件をあえて投げかけ、妥協を引き出す狙いがあったとみられる。

 だが、イランは無条件の公式参加を要求。一方、シリア反体制派は、イランがジュネーブ合意を受け入れないまま会議に出席した場合、会議を欠席する構えを見せた。

 反体制派の欠席で会議の枠組みが崩壊しかねない事態に危機感を強めた米政府は19日、サキ国務省報道官の声明で、ジュネーブ合意受け入れが参加の条件だと改めて強調。その一方で、米政府高官によると、ケリー国務長官は国連の潘事務総長に対し、イランの招待を撤回するよう水面下で要請していた。


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