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国際政治・世界事情

5371チバQ:2012/11/24(土) 23:54:10
http://mainichi.jp/select/news/20121125k0000m030036000c.html
ガザ:イランとエジプト ハマスを巡る綱引き続く
毎日新聞 2012年11月24日 20時34分(最終更新 11月24日 22時12分)

 【エルサレム樋口直樹、テヘラン鵜塚健】パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルの停戦を受け、ハマスの軍事力強化に貢献したイランと、停戦の仲介役を果たしたエジプトの間でハマスを巡る綱引きが続いている。ハマスは、緊張関係にあるイランとエジプトを両てんびんにかけているが、停戦が崩れればイランへの依存度を増す可能性が高い。停戦の行方は、イラン・シリア包囲網の強化を目指す欧米の外交政策にも影響を与えることになる。

 「シオニスト政権(イスラエル)は、ロケット弾がテルアビブに到達するとは予想してなかっただろう」。イランの最高指導者ハメネイ師に近いラリジャニ国会議長は23日、イランの技術供与でつくられたハマスの長距離ロケット弾の威力を誇示した。イラン製「ファジル5」(射程75キロ)を模したロケット弾が、イスラエルの心臓部テルアビブへの攻撃を可能にしたことで、ハマスはイスラエルとの停戦で「勝利」を主張することができた。

 イスラエルと激しく対立するイランは、イスラエルの生存権を拒むハマスを資金、軍事両面で支援してきた。だが、昨年3月にシリア情勢が悪化すると、イスラム教シーア派に近いアサド政権を支持するシーア派国家イランと、同じスンニ派として反体制派に同情的なハマスの関係は冷却化。昨年のエジプト革命を経て、スンニ派のムスリム同胞団を母体とするモルシ政権が誕生すると、同じ同胞団系のハマスはエジプトへの傾斜を強めた。

 ところが、今回のガザ紛争でハマスはイランの軍事的な協力で面目を施した。一方、アサド政権の民衆弾圧に反対し、イランとも距離を保つエジプトは、平和条約を結ぶイスラエルや巨額の援助を受けている米国との関係を生かし、ハマスに影響力を行使。イスラエル軍のガザ地上侵攻を回避させる代わりに、ハマスによるロケット弾攻撃をやめさせることに成功した。

 核開発疑惑で孤立感を深めるイランは、ハマスをエジプトから引き離そうとしたが、停戦の実現によって失敗。ハマスを巡る綱引きの第1ラウンドはエジプト側に軍配が上がった格好だ。


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