したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

2534チバQ:2011/05/08(日) 11:24:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110506/mds11050619120006-n1.htm
コートジボワール 戦争と平和 蔓延する武器 やまぬ混迷
2011.5.6 19:10 (1/3ページ)

クリックして拡大する

SANKEI_EXPRESS__2011(平成23)年5月5日付EX(16、17面(見開き))
 ■シーン1

 昨年の大統領選の結果をめぐり内戦状態に陥った西アフリカ・コートジボワールの混迷は、大統領職に居座ったローラン・バグボ氏(65)がアラサン・ワタラ元首相(69)側部隊に拘束され、一応の収拾をみた。ただ、この間、武器が国民の間に蔓延、バグボ氏拘束後も最大都市アビジャンでは何度も銃声が聞こえた。支持者間の対立感情も深刻で、治安回復の難しさを心配する声が上がっている。

 アビジャンのココディ地区の邸宅地下壕に立てこもっていたバグボ氏の拘束から一夜明けた4月12日。ワタラ氏が臨時執務室を置くアビジャンの「ゴルフホテル」にあるテニスコートには、約50人のバグボ派兵士がほぼ裸で尋問を受けていた。ほとんどが若者で、恐怖からか泣きだす人も。

 激戦が繰り広げられたバグボ氏の邸宅には、現地の国連平和維持活動(PKO)部隊や駐留フランス軍のヘリ攻撃で破壊された戦車が放置されていた。周辺でフランス軍やPKO部隊がパトロールを続ける。「パン、パン」。発砲音の後、煙が上がった。略奪しようとする住民を追い払うため催涙弾を撃ったという。

 一方、戦闘時は家から出られなかった市民が市内各所で恐る恐る外出し、食料を買い求めるなどしていた。ワタラ派兵士の検問も行われている。ワタラ氏支持者のコネ・ムサさん(42)は「平和が必要。バグボ氏は拘束されたが、まだ問題は多いよ」とため息をついた。

 ■シーン2 激戦の爪痕に「混乱はもううんざり」

 正門に配備された戦車は燃え尽き、銃弾の薬莢(やっきょう)が大量に散乱する−。大統領選結果をめぐる混乱が戦闘に発展したコートジボワール。大統領職に居座ったバグボ氏が拘束されるまで立てこもった最大都市アビジャンの邸宅は崩れ落ち、大統領就任が確実となったワタラ元首相の部隊と激戦が繰り広げられたことを物語っていた。

 各国大使のあか抜けた公邸が並ぶアビジャンのココディ地区。バグボ氏の広大な邸宅の正門には、国連平和維持活動(PKO)部隊と駐留フランス軍のヘリコプターからの攻撃で破壊されたとみられる戦車2台が無残な姿をさらす。

 正門の治安部隊の詰め所など複数の建物が崩壊。邸宅入り口には機関砲が設置され、未使用の砲弾が何発も放置されていた。

 「大量の重火器が残っている。邸宅内には入れられない」。警備のPKO部隊員が、付近で見つけた手榴弾(しゅりゅうだん)を見せながら語った。「地雷が埋められている恐れもある。私の後に従って歩いてくれ」と厳しい表情を見せた。

 ココディ地区に暮らすユベルトさん(30)は「爆発音や銃声がとどろき、眠れない日々が続いた。バグボ氏が拘束され、やっと眠れる」とほっとした様子。ただ、「電気が途絶えたままだ」と嘆く。

 ■路上に兵士の遺体

 両陣営が攻防戦を展開した邸宅付近の国営テレビ局も壁は崩れ落ち、近くの路上には兵士の遺体が転がったままだった。

 市内の大半の商店は閉鎖されたまま。窓ガラスが割られるなど略奪の爪痕を残す店も多い。携行式ロケット砲を持ったワタラ派兵士を乗せた車が道路を行き交う。

 一方、ワタラ氏支持者が多く暮らし、バグボ派治安部隊との衝突が頻発したアボボ地区の露天市場は活気を取り戻しつつあった。露天商の女性シラ・アフーさん(35)は、治安部隊のデモ隊への攻撃で弟と妹を失った。「混乱はもううんざり。和解と平和が訪れてほしい」と力を込めた。(アビジャン 共同/撮影:共同、フォトジャーナリスト 中野智明/SANKEI EXPRESS)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板