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国際政治・世界事情

6435チバQ:2013/06/12(水) 23:32:56
「女性たちは(抗議の)最前線にいる。エルドアンの政策で最初に犠牲になるのは女性だから」と語るセビさんは、自らが反対する政策として、中絶権の制限、事後避妊薬の規制強化、夜間のアルコール類販売禁止などを挙げた。

 エルドアン首相は過去に、すべての女性は3人の子供を産むべきだと発言し、人々の怒りを買ったこともある。ゲジ公園で友人とおしゃべりをしていた元客室乗務員のオズレム・アルティオク(Ozlem Altiok)さんは「私たちみたいな子供が増えてほしいのかしら」と皮肉交じりに語った。

■「首相にイスラムの独占権はない」

 AKPとその支持者たちは抗議の参加者を「悪いイスラム教徒」とみなしているが、デモ隊はイスラムに反対しているわけではないと、セビさんは説明する。「私たちはお酒や討論が好きだけれど、エルドアンとその取り巻きはイスラムの独占権を持っているわけではない。タクシム広場での連帯を見てほしい。これが本当のイスラム教徒よ」

 公園内では食事の無料配布やヨガのレッスン、音楽演奏などが行われ、フェミニストや同性愛者の権利を訴える活動家たちが、ベールをかぶった反資本主義イスラム教徒の横で寝泊まりしている。祭りのような雰囲気と仲間意識が、価値観の違いを容易に越えさせる。

 トルコの政界では女性はまだ少ないが、大学や企業では多くの女性が活躍している。近代トルコ建国の父と呼ばれるムスタファ・ケマル・アタチュルク(Mustafa Kemal Ataturk)初代大統領が実施した解放的な改革によるところが大きい。

 大学で哲学を学ぶエスラさん(21)は「イスラム文化の一部を捨てたいわけではなく、現在ある権利を保持したいだけ」と語る。また、「西洋人女性」をまねたいわけでもないという。「全てを犠牲にキャリアを追求することは、西洋の女性を幸せにしているようには思えない」。友人の銀行員ディジレさん(26)も会話に加わり、「体制が一夜で変わるものじゃないことは分かっている。でも、これは社会革命への第一歩」と語った。

 髪の毛を赤いバンダナで縛った女優のヌルカンさん(35)は、ゲジ公園には何か特別なものを感じると言う。「物事を表現する言葉が見当たらない時があるでしょう。今はまさにそういう瞬間。人々がただ話すのを止めて、行動に出る瞬間だと思う」。ヌルカンさんは周囲の光景を身振りで示しながら、さまざまな人生を歩む人たちが一堂に会していることが誇らしいと語る。「この公園で女性の私たちが野宿していて、嫌がらせも盗みも、ただの1件もない。どうしてだか分かる?あの50%がいないからよ」(c)AFP/Karim TALBI


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