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国際政治・世界事情

2619チバQ:2011/06/04(土) 19:53:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110604-00000038-mai-int
<ペルー大統領選>極貧の村「ケイコですべて変わる」
毎日新聞 6月4日(土)12時19分配信

 5日に大統領選挙の決選投票が行われる南米ペルーで、フジモリ元大統領(服役中)の長女で日系3世の国会議員、ケイコ・フジモリ氏(36)と元軍人のオジャンタ・ウマラ氏(48)が接戦を繰り広げている。フジモリ元大統領への根強い人気を背景に勢いに乗るケイコ氏と、「フジモリ批判」で攻勢を強めるウマラ氏。ケイコ氏の名を冠した「ケイコ・ソフィア村」で、その最前線を追った。【ベンタニリャ(ペルー中部)國枝すみれ】


 ◇5日に決選投票

 リマ中心部から北へ約50キロ。ベンタニリャ地区にある海岸沿いの砂丘には、編んだわらやブリキを積み上げただけの小屋が並ぶ。地方から出てきた極貧層が空き地を不法占拠し、スラムを形成している。ケイコ・ソフィア村も、その一角にある。

 「ケイコ村」は95年、当時のフジモリ政権から貧困層への手厚い支援を受けようと、村人らが自ら名付けた。期待通り、政府は村に電気を通し、学校を建設。土地を占拠した人には、既得権としてその所有権も認めた。

 村で見かける選挙ポスターは、ケイコ氏のものばかり。1.5ソル(約43円)で昼食を出す公共食堂を運営するマルシア・コルドバさん(37)は「ケイコが当選すれば、すべてが変わる。フジモリ路線が戻り、村は潤う」と話す。

 貧困対策に力を入れたフジモリ政権は当時、公共食堂に米、油、アルパカ干し肉、豆などの食材を無料で配給した。イモやバナナは好きなだけもらえた。

 だが、00年にフジモリ政権が崩壊し、村の状況は一変した。次のトレド政権下では、イモ、バナナ、干し肉の配給はゼロ。「この10年、中央政府は何も援助してくれない。調理をするための燃料もなくて、マキで調理している」(コルドバさん)

 ケイコ村の人口は、現在約1150人。1カ月の平均賃金は推定700ソル(約2万円)。同国の最低賃金600ソルより、わずかに多いだけだ。3歳未満の子供の6〜7割は栄養失調という統計もある。

 先月31日、ケイコ氏はケイコ村のあるベンタニリャ地区を訪れ、住民に上下水道の整備と大学建設を約束した。村民の期待は高まるばかりだ。

 だが、フジモリ元大統領の人気を受け継ぐケイコ氏は、その「負の遺産」も背負う。ウマラ氏の支持者らはケイコ氏を「(南米チリの元大統領で、後に虐殺などの罪に問われた)ピノチェトやヒトラー(ナチス・ドイツ総統)の娘が大統領を目指すようなもの」と批判する。

 ペルーでは80年代後半、極左ゲリラによるテロ事件が頻発。90年に発足したフジモリ政権は掃討作戦を徹底、大きな成果を上げた。だが戦闘に多くの大学生や市民が巻き込まれ、元大統領は殺人罪などで禁錮25年の刑を受け、服役中だ。

 ケイコ村のロサ・クシプマさん(38)は89年、武装ゲリラにより自宅を占拠され、15日間監禁された。当時16歳だった。「あのころ毎日誰かがゲリラに殺されていた。フジモリのおかげで安心して暮らせるようになった。父親のイメージだけで、ケイコを批判するのはおかしい」と話した。

 地元の民間調査機関「ダトム」が3日発表した世論調査によると、外資導入の促進など経済開放路線を取る右派、ケイコ氏の支持率は50.6%。貧困層を支持基盤に経済規制を求める左派、ウマラ氏は49.4%で、拮抗(きっこう)状態が続いている。


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