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国際政治・世界事情

5488チバQ:2012/12/24(月) 01:50:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121221/erp12122122280010-n1.htm
露大統領「旧ソ連圏再統合」の野望 ウクライナ囲い込みに躍起 「天然ガス」で揺さぶり
2012.12.21 22:23 (1/3ページ)[ロシア]

21日、ブリュッセルで開かれたロシアEU首脳会議に出席するプーチン大統領(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン大統領が重要課題に掲げている旧ソ連圏の再統合をめぐり、ウクライナを自国中心の「関税同盟」に取り込みたいロシアと、それに抵抗するウクライナの攻防が佳境に入っている。ロシアは豊富な天然ガスを武器にウクライナへの圧力を強めるが、欧州連合(EU)との関係も重視するウクライナは容易になびかない。旧ソ連諸国の一部がロシア離れを進めている中で、ウクライナの動向はプーチン氏の描く「ユーラシア連合」創設の野望を大きく左右する。

 「ソ連崩壊は20世紀最大の地政学的悲劇だった」。過去にこう語ってきたプーチン氏は、今年5月の大統領復帰にあたって旧ソ連圏再統合の構想を打ち出した。ロシアとベラルーシ、カザフスタンの3カ国で構成する「関税同盟」を拡大し、2015年頃には共通の経済・通貨政策をとる「ユーラシア連合」を発足させたい考えだ。

 旧ソ連でもキルギスやタジキスタンなど経済力の低い国は関税同盟に意欲的とされる。ただ、旧ソ連第2の大国であるウクライナが加わらねば地域統合の効果は乏しく、ロシアは同国の囲い込みに躍起だ。

 ロシアはまず、経済不振にあえぐウクライナがロシア産天然ガス価格の引き下げを求めているのを受け、関税同盟加入をその条件として突きつけている。一部専門家は、ウクライナが関税同盟に参加した場合、ロシア産ガスの価格が現行の1千立方メートルあたり400ドル超から対ベラルーシ並みの同160ドル台に引き下げられるとみている。

 ウクライナにはロシア産天然ガスの欧州向け幹線パイプラインが通っており、ロシアはウクライナの「中継国」としての発言力をそぐことにも熱心だ。ロシアは、EUに直結するバルト海底の新パイプライン「ノルド・ストリーム(北ルート)」を2011年11月に稼働させ、このほど黒海海底を経由する「南ルート」の建設にも着手した。

 ロシアのプーチン大統領は20日の記者会見で「ウクライナは戦略的過ちを犯した」とし、「もはやウクライナのガス輸送システムの存在自体が疑問視される」と高圧的に語ってみせた。

 だが、親露派とされるヤヌコビッチ・ウクライナ大統領もEUとロシアの“バランス外交”に利を見いだしたいのが本音で、関税同盟加入には慎重だ。親露派と国政を二分する親欧米派にも「主権と国益の喪失につながる」と強硬な反対論がある。今月18日にはヤヌコビッチ大統領が訪露を直前になって取りやめ、両国関係の緊張をうかがわせた。

 天然ガスを「政治的武器」として使うロシアの戦術が、自らの首を絞めるとの指摘もある。米国の「シェールガス革命」を受けて欧州市場には中東産の液化天然ガス(LNG)が流入し、近年はロシア産ガスのシェアが低下の一途をたどっている。その状況で新パイプライン「南ルート」の建設に乗り出したことについて、露経済紙ベドモスチは「自殺行為だ」と断じた。


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