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国際政治・世界事情

2206チバQ:2011/02/26(土) 22:59:01
http://mainichi.jp/select/world/news/20110227k0000m030060000c.html
リビア:緊迫「最後のとりで」…首都トリポリ、弾圧苛烈
 【カイロ大前仁】リビアでは最高指導者、カダフィ大佐支持派の治安部隊が25日、首都トリポリ市内や郊外でデモ隊を銃撃し、カダフィ派の「最後のとりで」と化す首都の緊張が伝えられた。複数のトリポリ市民は26日の取材に「平穏が保たれている」と強調するが、苛烈な弾圧の様子も報じられているほか食料や燃料不足の情報も出回っている。

 現地の情報によると、衝突や武力弾圧が起きたのは、ファシルーム、ベン・アシュール、スーク・アルジョマなど市内東部の数地区と、中心部から東15キロのタジューラ地区。一部の市民は金曜礼拝を終えた25日午後、中心部にある「緑の広場」へ向かおうとしたところを銃撃されたという。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、スーク・アルジョマでの弾圧では、住民が15人の遺体を目撃した。25日はイスラムの金曜礼拝日だったが、ザウィヤット・アルダハメーニでは、カダフィ派のイマーム(導師)を市民が殴打してモスク(イスラム礼拝所)から追い出し、ファシルームでは政府批判を叫ぶ人たちに当局が発砲した。

 同紙によると、各地区の反政府デモ隊は同日午後には合流して数千人規模に膨れあがり、市中心部に行進を始めたが、当局側が発砲し、死者が多数出た模様だ。結局、デモ隊は緑の広場には到達できず、同日夕にはカダフィ大佐が同広場で大佐支持者に演説し、徹底抗戦を訴えた。

 一方で市郊外に住む男性は26日、「商店も開いているし、いつも通りだ」と毎日新聞の電話取材に語った。中心部近くの主婦(40)も「昨日は銃声を聞かなかったし、外国メディアの報道を信じてはいけない」と主張。食料品や生活必需品が十分にあると説明するが、市民は秘密警察の盗聴を恐れている模様だ。

 だがリビアの船舶会社幹部はこの1週間、トリポリに入港してくる輸送船がまったくなくなったと証言。アルジャジーラも、市内で品不足が始まっていると報じている。リビアは北アフリカ最大の産油国で、トリポリは重要な積み出し港の一つ。外務省幹部は「安全上の理由から、リビアからの原油輸出はまもなく止まるだろう」との見方を示す。

 外国人の避難も相次いでいる。25日には日米の大使館が一時閉鎖を決めたほか、米国人ら300人が搭乗した米政府のチャーター船がトリポリ港を出発し、地中海のマルタに到着した。トリポリ空港には中東やアフリカ諸国からの労働者が母国へ帰ろうと殺到している。あるシリア人女性は6日間も空港に泊まっているが、帰国便を確保できていないという。


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