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国際政治・世界事情

6015チバQ:2013/03/29(金) 22:21:11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130329/erp13032922110008-n1.htm
イタリア組閣失敗 続く「欧州の苦悩」
2013.3.29 22:09 (1/2ページ)

イタリアのナポリターノ大統領
 【ベルリン=宮下日出男】2月下旬のイタリア総選挙後、組閣交渉を委ねられた中道左派連合のベルサーニ民主党書記長が28日、ナポリターノ大統領に交渉失敗を伝えた。大統領は行き詰まりの打開策を模索するが、展望はみえない。ユーロ圏はキプロスの金融破綻を押さえ込んだが、債務危機の沈静化は圏内第3位の経済大国イタリアの政局安定化に委ねられた格好だ。

 ベルサーニ氏は28日、大統領と会談し、ベルルスコーニ前首相の中道右派連合や第三勢力に台頭した政治勢力「五つ星運動」との6日間に及ぶ交渉の結果を報告。その後、「ここ数日の取り組みはよい結果を生まなかった」と表明した。

 中道左派は下院で過半数の議席を制したが、上院では第一党でも過半数に届かない。政権発足には両院の信任が必要で、他党の協力は不可欠。ベルサーニ氏は醜聞まみれの前首相との連携を拒み、五つ星の取り込みを狙ったが、既存政党との協力を拒否する五つ星の姿勢は変わらなかった。

 大統領は29日、各党代表者と個別に再び会談し、政権発足への協力を改めて説得するほか、他の打開策を探る。ただ、ベルサーニ氏が「この状況で政権を担いたいと思うのは正気でない人だけ」と漏らしたようにハードルは高い。

 大統領は現状での再選挙は回避したい意向。中道左派や政治家以外から幅広い支持を得られる別の首相候補を立てる可能性も指摘される。大統領の取り組みが挫折すれば再選挙の公算が大きくなるが、「ねじれ」状態を生みやすい現行の選挙制度のままでは同じ結果になるとの懸念は消えない。

 ユーロ圏ではキプロスの支援策がまとまり、同国の金融破綻を当面回避したばかり。ただ、キプロスの影響があったとはいえ、イタリアが27日に入札を実施した5年物国債の利回りが昨年10月以来の水準に上昇。欧州委員会が同日公表した3月のユーロ圏の景況感もマイナスに転じた。

 ユーロ圏17カ国の域内総生産(GDP)の0・2%にすぎないキプロスと、圏内3位の経済規模のイタリアでは圏内や世界に与える影響は比較にならない。市場は「ユーロ圏にとり本当に重要なのはイタリアだ」(独専門家)とし、政局混迷とモンティ政権の改革路線の行方を注視している。


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