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国際政治・世界事情

2300チバQ:2011/03/07(月) 00:05:30
http://mainichi.jp/select/world/mideast/news/20110307k0000m030028000c.html
リビア:武器庫にも空爆 散りぢりの遺体、現場は廃虚に

治療を受けながら空爆の状況について語るアブドラヒムさん(左)とマハムドさん。マハムドさんは左目付近など頭部の痛みが続いている=リビア北東部ラジマで2011年3月5日、高尾具成撮影 【ベンガジ(リビア東部)高尾具成】病院の霊安室には、散りぢりとなった肉片が遺体と共に安置されていた。リビア北東部の反政府勢力の拠点ベンガジの南東約30キロにあるラジマ。4日夕に敢行された国軍による空爆攻撃は、多数の死傷者を出した。爆撃現場に入り、負傷者に話を聞くと、無差別殺害の実態が明らかになってきた。

 イスラム教徒の休日にあたる4日の金曜日午後6時半過ぎ、ラジマにある最高指導者カダフィ大佐率いる国軍の武器庫にミサイルが撃ち込まれた。武器庫には爆弾も保管されており、連続爆発を繰り返し、約1キロ四方の一帯は一瞬にして炎に包まれた。

 ベンガジ中心部の公立ジャラー病院には爆発後、少なくとも50人以上の死傷者が運ばれた。5日昼までに同病院に収容された19遺体の中には4歳の女児と1歳半の男児も含まれていた。サバ・ラグマティ女医(38)は「顔の一部や腕だけなど身体の部位のみが回収された遺体も数十に上る。DNA鑑定用の機材がなく、遺族の特定も難しい」と目を赤らめた。

 爆発の瞬間、付近を通行中だった商店主のナセル・アブドラヒムさん(47)とアニュアル・マハムドさん(42)は同病院で「爆音と共に車が宙を舞い、数回転した後、地面にたたきつけられた」と証言し、「自国民を殺害しておきながら、『リビアを愛する』などと決して言えないはずだ」と憤った。マハムドさんは左目などに破片物を受け、視界不良となったままだ。5日運ばれた遺体を前に、イブラヒム・サビル医師(44)は「大きな破片物で頭部を強打した可能性が強い」と語った。

 空爆現場は廃虚と化していた。残り火や煙が立ち込め、ほぼ1日を経た5日夕もきな臭いにおいが漂っていた。直径40メートルほどの大きな穴が二つ見え、2階建ての兵舎や武器庫は完全に崩れている。約500の対空機関砲などの武器は焼け焦げ、鋼鉄がねじ曲がっている。消火用に置かれていた消防車はバラバラになり、約100メートル離れた場所に赤色の車体が飛び散っていた。

 「先月17日の民主化運動の開始以降、国軍の軍人が逃げ、武器庫の武器を反政府勢力に利用されることをカダフィが恐れたためだろう」。そう話す約4キロ離れた場所に住むファラジ・イシエビさん(41)宅の窓ガラスも割れた。カダフィ氏への怒りと非難は、東部地区で増幅している。


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