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国際政治・世界事情

2914チバQ:2011/08/09(火) 23:01:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110809/mds11080907480002-n1.htm
人災化するソマリアの飢饉
2011.8.9 07:47 (1/2ページ)
 過去60年で最悪とされる干魃(かんばつ)に見舞われたソマリアの食糧危機が、人災の様相を呈しつつある。国土の多くを実効支配するイスラム過激派組織「アッシャバーブ」が、「外国援助団体は社会を混乱させようとしている」と主張し、支援活動をかたくなに拒否しているためだ。長年にわたり無政府状態が続くソマリアでは、彼らとの合意抜きでの救援活動は事実上不可能で、事態は解決の糸口すらつかめていない。

 国連は7月、内戦状態が続くソマリア南部の2地域が干魃や戦闘の影響で飢饉(ききん)に見舞われていると宣言し、国際社会に緊急援助を求めた。ソマリアではここ数カ月で数万人が栄養失調で死亡し、さらに数万人が犠牲になる恐れがあるという。

 しかし海外からの援助に対し、ソマリア中南部を主な拠点とするアッシャバーブは「援助団体はソマリアのイスラム社会を弱体化させるという意図を隠し持っている」と主張し、輸送経路を遮断するなど活動を妨害している。

 アッシャバーブは、政府の転覆と厳格なイスラム教の教義をソマリアに根付かせることを目的とし、支配地域の自治やテロ活動などを行っている。海外からの文化の流入などを極端に嫌い、2008年から2年間で42人もの援助団体関係者らを殺害した経緯がある。

 アッシャバーブは今回の危機に対し、いったんは支援を受け入れる姿勢を見せたが、後に撤回した。ロイター通信傘下の災害専門ニュースサイトアラートネットによると、この組織はソマリア人だけでなく外国からの“聖戦士”らも参加、「分裂した状態」にあるため、意思の統一がなされていないのだという。そのため、仮に援助団体の活動が認められても現地のリーダーがそれに同意する保証がないのが現状だ。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(7月29日付、電子版)は、「干魃は必ずしも飢饉を意味しない。(ソマリアの)飢饉を引き起こしているのは政情不安だ」との専門家の分析を紹介し、飢饉が人的要因により引き起こされていると主張した。飢饉は8月には首都モガディシオでも発生するなど、悪化の一途をたどっているが、事態を打開する有力な手だてはなく、状況は深刻さを増している。


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