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国際政治・世界事情

6540チバQ:2013/06/25(火) 22:15:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130625/amr13062511590004-n1.htm
ニカラグア「国民の夢」新運河構想 全長パナマの3倍も実現は「?」
2013.6.25 11:57 (1/2ページ)

新運河建設の契約を結んだ香港系企業のワン・ジン社長(右)と肩を組むニカラグアのオルテガ大統領 =14日、マナグア(AP)
 ■全長パナマの3倍…香港系企業請け負いも実現「?」

 【ニューヨーク=黒沢潤】中米ニカラグアのオルテガ政権がパナマ運河に対抗する巨大運河の建設を目指している。同国議会は今月13日、中国・香港系企業に向こう50年間、運河の計画立案、資金調達、建設、運営を認めることを決定したが、現時点では計画の実現性を疑問視する声が支配的で、オルテガ政権浮揚への“PR”との見方が強い。

 運河の全長は290キロ前後。南部のニカラグア湖を通ること以外、具体的なルートは決まっていない。総事業費は400億ドル(約3兆9千億円)。

 事業を請け負うのは、香港系企業「HKニカラグア運河開発投資」。米紙ウォールストリート・ジャーナルによれば、同社のワン・ジン社長(40)は「建設資金を世界中から集める」と表明した。ただ、ワン社長が経営する北京の通信会社のウェブサイトには、中国政府との関係を強調する写真が掲載されており、中国政府がいずれ資金提供などで事業に関わるとの見方も根強い。

 ニカラグアでは、前身の「中米連邦」時代の1825年、米ニューヨークの有力資本家の事業として運河を建設する案が浮上した。ところが、米政府の支援でパナマに運河を造りたいロビイストらが20世紀初頭、煙を吐くモモトンボ火山が描かれたニカラグアの切手を米上院議員に送りつけ、「自然の脅威」を強調。米政府は結局、パナマに運河を造り、ニカラグア案を葬り去ったため、「運河建設はニカラグア国民が100年間抱き続けてきた夢」(ワン社長)となっていた。

 年間約1万4千隻が行き来し、パナマ政府に10億ドル(約980億円)以上の通航料を落とすパナマ運河は現在、通航能力が限界に近づいており、52億ドルの予算で拡張工事が進められている。ただ拡張されても、世界最大級のコンテナ船の通過は不可能とされていることもあり、ニカラグア政府は「新運河建設の好機」と判断した。

 オルテガ政権は運河建設で、中南米地域の貧国の一つである自国の国内総生産(GDP)を倍増させ、4万人の雇用創出を図ると強調している。大統領顧問も「運河建設でニカラグアの歴史が大きく転回する」と期待を寄せる。

 ただ、運河建設の実現性を疑問視する声は少なくない。ニカラグアにはジャングルや自然保護地が多く、運河の全長もパナマ運河の3倍近くに上ることから、建設には困難が伴う。

 中米地域に、2つの運河が必要なほど物流が増えるかという点についても懐疑的な見方が多い。専門家は「(物流が増えないため建設しても)人類史上、最悪の“無用の長物”になる可能性がある」と指摘している。


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