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国際政治・世界事情

4971チバQ:2012/09/10(月) 20:49:04
http://mainichi.jp/select/news/20120911k0000m030046000c.html
APEC:成功も極東シベリアの浮上には課題…ロシア
毎日新聞 2012年09月10日 19時42分(最終更新 09月10日 20時01分)

 【ウラジオストク田中洋之】ロシアのプーチン大統領は、インフラ整備に2兆円近い国費を投じてロシア初のAPECをひとまず成功させた。だが立ち遅れた極東シベリア全体の浮上につなげるには課題が山積している。

 「(APECのために)新たな街がつくられた。ロシアが発展する大きな可能性を物語っている」。プーチン大統領と7日に会談した中国の胡錦濤国家主席は、ルースキー島にゼロから整備された会場を称賛した。152ヘクタールの広大な敷地はウラジオストク市内にある極東連邦大学の新キャンパスとなる。

 ただ、不便な島への移転に不満をもつ学生や教員は多い。冬季や悪天候時は橋や渡船が使えず、島は本土から孤立する。大学は約1万7000人の学生を19年までに3万人に倍増させる計画で、うち7500人はアジアなどの外国人留学生(現在は約1000人)を見込んでいるが、多くの学生を集める「魅力」は乏しい。

 ウラジオストクには国際空港の新ターミナルや3本の長大橋などが整備されたが、市民の間では「APECは一過性のイベント。終われば極東は忘れられる」との声もある。ロシアは14年に南西部ソチで冬季五輪、18年に欧州部でサッカーのワールドカップ(W杯)を開催する。いずれもプーチン大統領が国家プロジェクトとして総力を挙げており、極東への投資が先細りになる可能性もある。

 ソ連時代に225万人を超えた沿海地方の人口は195万人に落ち込んでいる。人口減はロシアの極東シベリアに共通する深刻な問題だ。プーチン大統領は5月に極東発展省を新設し、てこ入れを図っているものの、人口増や地域全体の再生に転じる有効な政策は見いだせていない。

 プーチン大統領はAPEC閉幕後の9日の記者会見で「極東シベリアの開発は必ず継続する。(APECは)第一歩にすぎない」と強調したが、具体的な成果につなげる「ポストAPEC」の戦略が問われそうだ。


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