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国際政治・世界事情

5972チバQ:2013/03/23(土) 11:30:51
http://mainichi.jp/select/news/20130323ddm007030152000c.html
中露首脳会談:中国、露と蜜月演出 力関係変化、思惑に違い
毎日新聞 2013年03月23日 東京朝刊

 中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は22日の会談で、戦略的パートナーシップの強化をアピールした。中露は「数世紀にわたる歴史で最良の関係にある」(プーチン大統領)とされ、習主席の初外遊という機会を利用して両国の「蜜月ぶり」を演出した形だ。ただ、中国の台頭に伴う力関係の変化もあり、利害や思惑の違いも見え隠れしている。

 ◆中国

 ◇失点防ぎ成果強調
 「私たちはいつも打ち解けた態度でお互いに接しているという印象がある。性格が合っている。我々は良い友人だ」。22日のプーチン氏との首脳会談。国家主席に選出されてから約1週間でロシア訪問を果たした習氏は、副主席時代に2回会っているプーチン氏への個人的な親しみを込めながら両国関係の良好さをアピールした。ただ、表情はややこわ張っていた。

 尖閣諸島の問題や南シナ海の領有権問題などで日米は今後も中国と対立することが確実だが、ロシアは「(シリアなど)合法的な政権の転覆に反対するなど重要問題での見解が同じか近い」(上海交通大学の王少普教授)。訪露は「東と南の海に出たい中国に北(ロシア)と難題を抱える余裕はなく、ロシアとの関係を確実なものにして日米に臨むためでは」(日中関係筋)との見方が強い。

 外遊先で「冒険」をしない理由には国内事情もある。中国は今後2桁の経済成長率は期待できず、かつての勢いは失いつつある。貧富の格差や官僚腐敗に対する国民の不満も高止まりの状態で、習氏自身が「薄氷を踏み、深いふちをのぞき込むような自覚が求められる」と表現するほどだ。失点になりにくいロシアを選ぶことで成果をアピールし、新政権のスタートを切りたいとの思惑も見える。

 10年に胡錦濤国家主席(当時)はメドベージェフ大統領(同)と第二次世界大戦中の対日共闘をアピールする共同声明を発表し、ロシアとの連携を演出した。習氏も今回の首脳会談を通して「第二次大戦の成果を共に守る」考えで、尖閣諸島問題を抱える日本をけん制する狙いもあるとみられる。だがプーチン大統領は北方領土問題の解決に意欲を示すなど日本との関係強化に動いており、習氏の思惑通りには進まない可能性もある。

 中国は近年、ロシアとの経済関係を強化してきた。昨年輸入した原油の1割にあたる2433万トンがロシアからだ。一方、米国の「シェール革命」の影響で欧州諸国が石油・ガスの対ロシア依存を減らす中、ロシアとの価格交渉では強気の姿勢を続けている。上海社会科学院の李立凡氏は中国紙に「中国は優位な立場だが、ロシア側には中国の極東地域の拡大を警戒し、中国依存を減らすべきだとの意見もある」と指摘する。

 米メディアによると、習氏は中国共産党の幹部子弟向け学校に通った際、ロシア語を学んだ。今回の訪問で披露するために復習したといい、新しい指導者として「親ロシア派」をアピールしたい考えとみられる。【モスクワ隅俊之】


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