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国際政治・世界事情
3965
:
チバQ
:2012/03/14(水) 22:02:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120314-00000022-mai-int
<シリア>政権側の優位続く 離反兵士軍、北部拠点から撤退
毎日新聞 3月14日(水)10時19分配信
【カイロ和田浩明】アサド政権による反体制派の武力弾圧が続くシリアで、武装闘争を続ける離反兵士団体「自由シリア軍」が13日までに北部の拠点イドリブから撤退した。自由シリア軍の報道官が毎日新聞の電話取材に明らかにした。3月上旬にも中部ホムスの一部地区から撤退しており、アサド政権側の優位が続いている。
報道官によると、イドリブからは12日夜から13日未明にかけて撤退し、「現在はシリア軍が制圧している」という。反体制団体「シリア革命総合委員会」によると、イドリブでは13日、政府軍の砲撃などで64人が死亡した。トルコ国境に近いイドリブはホムスと並び自由シリア軍の有力拠点で、引き揚げは政府側との戦いでの後退を示すものと言える。
反体制派は政治的にも分裂の危機にある。ロイター通信によると、トルコに拠点を持つ反体制派「シリア国民評議会」の幹部が13日、脱退し、別組織を結成する意向を表明した。背景にはシリア国内の反体制派に武器を供与するかどうかを巡る方針対立などがある。
一方、アサド大統領は13日、人民会議(国会)選挙を5月7日に実施すると発表した。複数政党制を導入した新憲法に基づく初の選挙で「改革」路線の前進を強調する狙いがあるとみられる。
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは13日、シリア軍が対人地雷をトルコ、レバノン国境に敷設したと指摘し、回収されたロシア製地雷の写真を公表した。難民や反体制派、武器密輸者の出入りを規制するためと見られている。
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