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国際政治・世界事情

2649チバQ:2011/06/10(金) 19:55:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110610/mds11061019340003-n1.htm
12日にトルコ総選挙 イスラム系与党の政権維持濃厚 大統領の権限強化進むか
2011.6.10 19:33 (1/2ページ)
総選挙を前に、エルドアン首相の選挙ポスターが掲示されたビル=10日、イスタンブール(ロイター)
 【カイロ=大内清】厳格な政教分離に基づく世俗主義を国是とするトルコで12日、国会(定数550、一院制)議員選挙が行われる。2002年から単独政権が続くイスラム系与党・公正発展党(AKP)の政権維持は濃厚な情勢。AKPは、現在は実権のない国家元首である大統領の権限を大幅に強化し集権化をいっそう進めることなどを柱とする憲法改正を目指している。定数の3分の2以上の議席を獲得すれば、国民投票による承認がなくとも憲法改正が可能になるため、どこまで議席を伸ばせるかが最大の焦点となる。

 トルコの現憲法は1980年のクーデター後の軍政下で制定されたもので、国内世論は、同国が目指す欧州連合(EU)加盟を実現するには人権面などで大幅改正が必要だとの認識でほぼ一致しているとされる。

 しかし、AKPが昨年3月、「世俗主義の守護者」を自任する軍や司法機関の権限を縮小させる改憲案を提出した際には野党が激しく反発。同案は結局、一部修正後、9月に国民投票で承認されたが、与野党に大きな溝を残した。

 エルドアン首相は、国会で指名される首相ではなく、国民の直接選挙で選ばれる大統領により大きな権限を与えるべきだと主張、全面的な憲法の改正を実現した後の自身の大統領選出馬にも意欲を示している。

 世論調査などによると、今回の総選挙では、昨年の国内総生産(GDP)成長率が約13%に達するなど経済がおおむね順調なことを背景に、AKPが2002年、07年に続き勝利する可能性が高い。AKPが定数の3分の2にあたる367議席を獲得すれば、国民投票を経ずに憲法改正に道が開かれることになる。

 これに対し最大野党・共和人民党(CHP)など世俗主義派は、大学での女性のスカーフ着用容認(08年に違憲判決)などイスラム色の濃い政策を進めるAKPが改憲プロセスを主導すれば、世俗主義が骨抜きにされる恐れがあると警戒。

 エルドアン政権が近年、「過去のクーデター計画に関与した」として多数の記者を拘束するなど権威主義的な傾向を強めていることにも不信感を募らせており、AKP圧勝阻止に向け同国南西部に多い少数民族クルド人の取り込みを図っている。

 極右の民族主義者行動党(MHP)の動向もカギを握る。同党が一定の票を得ればAKPの「3分の2」獲得が難しくなるとみられていることから、AKPはMHP支持層の切り崩しにも注力している。


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