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国際政治・世界事情

6131チバQ:2013/04/17(水) 21:44:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130417/erp13041720560003-n1.htm
【サッチャー氏葬儀】
「今こそサッチャリズムを」 真価問われる自由主義
2013.4.17 20:55 (1/2ページ)

軍の砲車に載せられてセントポール大聖堂に向かうサッチャー元英首相のひつぎ=17日、ロンドン(AP)
 【ロンドン=内藤泰朗】英国はもとより世界中の保守政治家に影響を与え、国葬級の葬儀で送られた「鉄の女」サッチャー氏。英国では死去後、その評価をめぐって世論を二分する議論が巻き起こった。高福祉で肥大化した政府を「小さな政府」に転換し、規制緩和を進めて労組を切り崩した「サッチャリズム」が、現代でもなお議論のテーマであり続けていることを示している。

 英誌エコノミスト(4月13日号)は、サッチャー氏を「自由の闘士」と呼び、「個人に自由が与えられなければ、国が偉大な国家になることはないと考えていた」と紹介。その上で、「世界は経済自由主義の理念から、危険なほど離れる方向へと動いている」と警告し、「サッチャリズムの必要性は薄れるどころか、これまで以上に高まっている」と強調した。

 ただ、サッチャリズムは多くの敵も生み出した。解体を余儀なくされた労働組合の関係者にとっては、自分たちの生活を破壊した「敵」に当たる。サッチャー氏の改革こそが現在の「強欲で不道徳な金融機関を生み、経済危機の種をまいた」との批判もある。

 死去後には、サッチャー氏を「弱者を切り捨てた魔女だ」と批判する左翼団体などが英国各地で集結し、一部は暴徒化して逮捕された。17日にも、ロンドンなどで抗議活動が行われた。

 サッチャリズムがなければ「ビッグバン」と呼ばれる金融改革も実現せず、過剰な借金による個人負債と銀行救済に苦しむこともなかった。しかし、英国経済が国家の管理下で泥沼状態に陥った可能性が高いことも疑いない事実といえる。

 国民の信頼を得ているエリザベス女王(86)は、葬儀に「特別な思い」(英メディア)を抱いて参列したといわれる。ただ、英国を分断した世論に和解をもたらすまでには至らなかったようだ。

 しかし、サッチャー氏に近い政治家は「妥協しない姿勢から“敵”をつくってもめげないのが彼女の偉大なところだ。自由こそが重要だと考えていた彼女は、反対派の人たちが自分の死を喜んでいるのをみたとしても、彼らが法を守っている限り、まったく気にしないだろう」と指摘した。

 新興国のみならず、先進国でも国際的な金融危機の影響で、経済活動への国の関与が増大している。サッチャー氏が希求した自由主義の真価が、いまなお問われ続けている。


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