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国際政治・世界事情

5799チバQ:2013/02/21(木) 23:17:19
<「大連立」なら市場に不安>

北部の自治権拡大を主張する北部同盟も、現政権を厳しく批判している。世論調査の得票率は全国で5%前後。同党幹部は中道右派と連携して、中道左派の勢力拡大阻止を目指す考えを示している。

専門家は、五つ星運動と北部同盟の躍進で、中道左派とモンティ暫定首相が過半数を確保できなかった場合、左派と右派の「大連立」が実現する可能性が高いと指摘している。

この場合、中道右派のベルルスコーニ前首相が新政権で要職を担い、モンティ暫定首相は政権への参加を見送る可能性が高く、市場に不安が広がるとみられている。

ベルルスコーニ前首相が率いる中道右派は、手馴れた選挙戦略や、前首相が多くの民放テレビ局を傘下に収めていることから、この1カ月で支持を伸ばしているが、勝利には至らないとの見方が多い。

ある外交官は「次期政権も目標達成に四苦八苦し、経済は精彩を欠くことになる可能性が高い。この国には新しい指導者が必要だ」と述べた。

<中道左派は4党連合、モンティ氏も3党連合>

ベルサニ氏が率いる中道左派連合は、旧共産主義者でプーリア州知事のニキ・ベンドラ氏のほか、キリスト教左派、社会主義者、中道派などが参加する4政党で構成されている。

世論調査の結果通り、単独で過半数を確保できなれば、モンティ氏が率いる中道穏健派との連携が不可欠となる。ただ、中道穏健派も3政党の連合だ。

市場関係者は、政治的な色合いが異なる7つの政党から成る政権がイタリアに必要な厳しい改革で合意できる可能性は非常に低いと分析している。

ある銀行関係者は「ベルサニ、モンティ、ベンドラの各氏で構成する政権が樹立されれば、話し合うばかりで何も決まらないだろう。ベルサニ氏とベンドラ氏の改革能力はゼロに近い」と述べた。

ある欧州の外交官は「イタリア経済は過去20年間、一貫して下降してきた。今回の選挙でその流れを変えるのは難しい。イタリアの再出発につながる改革は、実現できないだろう」と述べた。

(Michael Stott 記者;翻訳 深滝壱哉 編集 吉瀬邦彦)


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