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国際政治・世界事情

3874チバQ:2012/02/21(火) 22:09:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120221/erp12022108100002-n1.htm
追いつめられたロシアの外交戦略
2012.2.21 08:08 (1/2ページ)
 シリア情勢が混迷を深めるなか、バッシャール・アサド政権を擁護したロシア外交が苦しい立場に置かれている。国連安全保障理事会で拒否権まで行使してアサド政権の退陣を視野に入れた決議案を「阻止」したロシアだが、暴力停止に向けた仲介工作は不発に終わった。ロシア国内の情勢変化が、ウラジーミル・プーチン首相(59)の外交判断を誤らせたとの指摘もある。

 「このような行動が、国際社会での信用を失墜させることをロシアのリーダーたちは本当に理解できなかったのか」

 ロシアのネットメディア「エジェドゥネーブニー・ジュルナール」のアレクサンドル・ゴルツ副編集長は8日付の英字紙モスクワ・タイムズへの寄稿で、アサド政権を支持したロシア外交への率直な疑問を提起した。

 ゴルツ氏は、プーチン首相は外交戦略において、何よりも現実的な利益を重視すると分析する。にもかかわらず、一連のロシアの行動は結果として、ロシアの国益を著しく損なうという。

 アサド政権の命運は依然不透明だが、国際的な孤立は深まる一方。ゴルツ氏は、政権はいずれ崩壊を免れず、新政権が発足すれば、アサド氏を擁護したロシアは真っ先に外交上の「ブラックリスト」にあげられ、ロシアはシリアへの武器輸出や軍港利用などの権益を失うというのだ。

 なぜプーチン氏がアサド政権擁護を決めたのか。その理由の一つとして、ゴルツ氏はプーチン氏らロシアのリーダーらに、隣国ウクライナなどで起きた民主化革命が自国で起きることへの「偏執的」ともいえる懸念があったと分析する。

 プーチン首相は8日、「多国籍軍による軍事介入でリビア国内での暴力が拡大したことをシリアで繰り返してはならない」と強調し、さらに「このような事態をわが国でも許してはならない」と発言した。大規模な反政権デモが自国内でも頻発するなか、対シリア安保理決議案を可決させてしまうことは、将来的なロシアに対する介入を許しかねないとの懸念が、拒否権行使を決めた「重要な動機になった」(ロイター通信)というのだ。

 その結果、ロシアは中東での重要権益を危険にさらし、国際的な信用も失墜した。実益を最重要視してきたロシア外交が、国内情勢の変化に突き動かされ、危険な賭けに出たといえそうだ。


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