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国際政治・世界事情

2009チバQ:2011/02/03(木) 23:09:14
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011020302000023.html
エジプト二分 事態深刻 「解放」の広場 入り乱れ
2011年2月3日 朝刊


 【カイロ=清水俊郎】ムバラク大統領(82)の退陣を求める反政府デモが続くエジプト各地で、二日に一斉蜂起した大統領支持派は、反政府デモの中心地、首都カイロのタハリール広場でデモの排除を試みている。石が飛び交い、激しく棒で殴り合うなど、エジプトの混乱は国民同士の衝突という新たな事態に発展した。

 「私たちは政権の維持を求める」。中東の衛星放送アルジャジーラによると、大統領支持派は同日朝、全国で数万人が同時多発的に行進を開始した。カイロでは複数の集団が、反政府デモの参加者でごった返すタハリール広場を目指した。

 広場に昼すぎに到着し反政府デモとにらみ合いとなったが、一方が投石したのを機に双方入り乱れる乱闘状態に突入。地面に引き倒した相手を数人で取り囲み、殴る蹴るの暴行を加える場面も見られた。

 「もうデモはやめてくれ」。日常生活の回復を求め、ラクダや馬を連れて広場に乗り込んだ集団もいた。カイロ郊外のピラミッド周辺の砂漠で観光客を動物に乗せて歩く業者たちで、デモの長期化による外国人観光客の減少に抗議しているとみられる。

 一方、反政府デモの参加者はアルジャジーラに「政府が広場にギャングを派遣した」と抗議。前日の大規模デモが平和裏に終わっただけに、二日は女性や子どもの参加者も多く、広場は騒然とした雰囲気になった。

 タハリール広場が反政府デモと大統領支持派の攻防の舞台になったのは、政治と経済、文化の重要施設に囲まれたこの国の象徴的な場所だからだ。

 一連の反政府デモでは、二日目の一月二十六日に群衆が広場への突入を目指し、警官隊が催涙弾とゴム弾で応戦。近くの与党国民民主党(NDP)本部が、放火で三日間燃え続ける惨事となった。

 先週末から警察がデモの規制を断念。デモ隊が自分たちで広場に出入りする人の身分証明書と手荷物を確認して、不測の事態に備えていたところだった。

   ×  ×

 タハリールはアラビア語で「解放」の意。十九世紀の指導者の家族の名にちなみイスマエーレーヤ広場と呼ばれていたが、一九五二年のエジプト革命で改名された。

 周囲にはツタンカーメン王の黄金の仮面で知られるエジプト考古学博物館や、財務省、内務省のあるモガンマア(政府総合庁舎)、高級ホテル街がある。

 広場には七七年の政変や二〇〇三年のイラク戦争の際も大勢の市民が集まった。市内の高校の歴史教師オマールさん(45)は「タハリールは国民の自由の象徴」と話しており、今回は国の行方を左右する舞台となっている。


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