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国際政治・世界事情

4017名無しさん:2012/03/26(月) 12:12:01
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/03/26/20120326ddm012030043000c.html
パキスタン:脱・政治腐敗、スター頼み 元クリケット主将率いる野党、若者ら支持 軍支配に不満
 大統領の腐敗問題に絡んで首相が刑事被告人となり、民政政権の崩壊が取りざたされるパキスタン。外交・政治の実権を握るとされる軍がさらに台頭する可能性も予想され、先が読みにくい情勢だ。そんな中、腐敗や軍支配からの脱却を求める動きも出ている。クリケットの元ナショナルチーム主将、イムラン・カーン氏(59)が率いる野党「正義のための運動」だ。カーン氏支持者が多い村を訪ねると、若い世代らが口々に「新しい政治」を訴えた。【ミアンワリ(パキスタン中部)杉尾直哉】

 地中海のようなさわやかな風が吹く湖のほとりに、近代的な建物の「ナマル大学」がある。「国の改革のためには、まずは教育」と、カーン氏が08年、父親(故人)の出身地ミアンワリ郊外に開校した理科系の私立大だ。ソフトウエア科など3学科があり、230人が学ぶ。学生の大半は授業料の一部・全額免除を受けている。カーン氏の私財に加え、海外の同郷人からも寄付を募って支えてきた。

 地元出身の3年生の男子学生シラズさん(20)は、この大学に入って初めて英語の学習を始めた。読み書きができない人々が多い地域で、十分な教育を受ける機会がなかったためだ。しかし、今は流暢(りゅうちょう)な英語で「国造りのためには教育しかない、というイムラン(・カーン氏)の政策を支持する。教育によって人々は目覚めることができる。教育を受けること自体がすでに政治活動だ」と話した。

 「政治には興味ない」という学生もいるが、誰もが、縁故採用など社会・政治の腐敗体質にうんざりしており、「個人の努力が正当に評価される社会」を訴えた。

 ミアンワリの「正義のための運動」の党事務所を訪ねると、党員15人が会議で集まっていた。小麦農家イムランさん(40)は「既成政党は腐敗しきっている。真実の人、イムラン・カーンが最後の望みだ」という。

 地元では停電が常態化し、かんがい用の地下水をくみ上げられない。燃料高騰で肥料も高い。国民の生活を顧みないこれまでの政治家への不満が高まっている。

 パキスタンは、軍が政治や外交の実権を握っているといわれる。40歳代の男性は「政府が腐敗するときに軍が介入する。(カーン氏に腐敗の)心配はない」と話した。カーン氏は「軍支配の排除」を訴えてきたが、そのためにも政治腐敗をどう克服していくか。その難しさは、会議に参加した誰もが認識していた。


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