したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

7305チバQ:2014/01/21(火) 22:20:26
http://mainichi.jp/select/news/20140122k0000m030089000c.html
シリア和平会議:イラン招待撤回で国連メンツ丸つぶれ
毎日新聞 2014年01月21日 20時14分(最終更新 01月21日 20時36分)

 【ニューヨーク草野和彦】22日に開催されるシリア和平国際会議へのイラン招待を発表していた国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は発表翌日の20日、招待の撤回と「深い失望」の表明を余儀なくされ、メンツをつぶされた形となった。国連側は、会議への協力を約束したイランの「前言撤回」を理由としているが、関係国との調整不足が混乱を引き起こした可能性もある。

 「米国はイラン招待の発表のタイミングを完全に把握していた」。事務総長報道官は20日の記者会見で、会議開催を目前にした発表が「性急すぎたのでは」との指摘を否定。米国の同意を得ていたことを強く示唆した。

 米国はイランの会議参加について、シリアの移行政府樹立を柱とする2012年のジュネーブ合意受け入れを前提条件に設定。事務総長は招待の理由として、イランがこの合意をもとに会議が開催されることを「理解している」ことを挙げた。

 だが米国務省は事務総長の発表直後、「イランが完全かつ明確に合意を受け入れなければ、招待の撤回を」とイランに対し合意受け入れの確約を要求。これに反発するかのようにイランは20日、合意の受け入れを否定した。

 国連安保理筋は「イランは事務総長との会話の中では合意を受け入れたが、それを公に認めるかどうかで何か手違いがあったのでは」と説明。イランが公の場で発表する必要があるかまで、国連がイランや米国と十分にすり合わせができていたかを疑問視する。

 イランのカザイ国連大使も20日、「国連は(イラン参加を巡り)妥協点を見つけようとしたが、米国の圧力でうまくいかなかった」と述べ、国連との間では何らかの合意があったことを示唆した。

 イラン招待を巡る国連の対応はシリアのアサド政権と対立する反体制派や反体制派を支援する周辺国の反発を招いた。18日に会議参加を決定したばかりのシリア反体制派の「シリア国民連合」に対して、イラン招待を事前に通告した形跡はない。同連合は期限を区切って招待撤回を求めるなど、猛烈に反発。さらに、反体制派を支援し、イランと対立するサウジアラビアもいったんは会議参加を決めていたが、国連のイラン招待を知り、不参加への動きを見せ始めていた。

 事務総長報道官も「いくつかの参加国から残念な反応があった」と、イラン招待に想定以上の波紋があったことを認めざるを得なかった。

 ◇ジュネーブ合意

 シリア内戦終結に向けた国際社会の青写真。2012年6月30日、国連安保理常任理事国(米英仏露中)と近隣諸国などの「連絡グループ」がスイス・ジュネーブで開いた会合で採択した。アサド政権と反体制派のメンバーを含む「移行政府」の樹立が柱。アサド大統領の処遇は明記されていないが、移行政府は「(政権と反体制派の)相互の合意」で組織され、完全な行政権限を有すると記されている。反体制派や米国などは大統領退陣を意味すると解釈しているが、アサド政権やロシアは異を唱えている。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板