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国際政治・世界事情

4709チバQ:2012/07/09(月) 22:47:16
http://mainichi.jp/select/news/20120710k0000m030009000c.html
南スーダン:独立1年 汚職横行 必需品の値段は4倍に
毎日新聞 2012年07月09日 17時56分

 アフリカ東部のスーダンから南スーダンが分離独立して、9日で1年を迎えた。スーダンとの交戦は続き、石油収入分配交渉は頓挫、経済も大幅に悪化した。独立の興奮から冷め、疲弊感すら漂う南スーダンの現状を追った。

 「独立で何もかも良くなる。皆そう思ったのだが、全く逆です」。首都ジュバで社会改善活動を続けてきたクリス・ロティヨ牧師(60)は6日、毎日新聞の電話取材に心境を吐露した。ロティヨさんによると、生活必需品の価格は前年比で4倍近くに高騰し、食料品や燃料の不足も深刻化している。

 「低所得者層は大打撃を受け、1日1食も取れない人たちがいる」。NGO「南スーダン非暴力・開発機構」(本部・ジュバ)のモーゼス・ジョン事務局長は、医薬品不足などによる医療サービスの悪化を懸念する。

 生活に困窮する市民をよそに、政府内では汚職が横行。キール大統領は5月3日付の文書で、総額約40億ドル(約3180億円)の公的資金を横領したと見られる75人の元・現職員に返還を命じた。

 経済悪化の主な原因は、国家歳入のほとんどを依存する石油の生産停止だ。南スーダンが分離する前の旧スーダンはアフリカ第6位の産油国で、油田の4分の3が南部に集中、輸出港は北部にしかなかった。分離後も南北で石油収入の配分交渉が続いたが決裂し、昨年12月にスーダンが南からの石油を接収。南側は生産停止で対抗したが、自らの収入源も絶つことになった。

 さらに今年3月には、南側が反政府組織を支援しているとしてスーダンが南スーダンとの国境を封鎖。物不足や物価高に拍車をかけた。

 南スーダン政府は「石油問題解決まで持ちこたえる」(アテム報道官)と強気の構えだが、財政破綻も危惧されている。

 国境地帯では3月から交戦が本格化。スーダン軍の空爆で南側の民間人に死傷者が出た。和平交渉中だが、戦闘再開の恐れは残る。国際医療NGO「国境なき医師団」などによると、スーダン難民約17万人が南側に逃げ込み、劣悪な衛生環境で多数の死者も出ている。

 ◇南スーダン
 面積は日本の約1.7倍で約65万平方キロ。人口約830万人。スーダンがアラブ系イスラム教徒が主流なのに対し、黒人の伝統宗教(アニミズム)信者やキリスト教徒が主流。1983年から2005年まで続いた南北内戦では約200万人が死亡。昨年1月の住民投票で圧倒的多数が独立を支持し、同7月9日に独立した。【ヨハネスブルク服部正法】


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