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国際政治・世界事情

4867チバQ:2012/08/14(火) 16:10:29
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012081302000222.html
エジプト新国防相にシシ大将 タンタウィ氏は大統領顧問
2012年8月13日 夕刊

 【カイロ=今村実】エジプトのモルシ大統領は十二日、解任したタンタウィ国防相の後任にシシ大将を、軍のアナン参謀長の後任にソブヒ大将をそれぞれ任命した。

 地元メディアが伝えた。シシ氏と副大統領に起用したメッキ氏は同日、就任の宣誓式に臨んだ。

 タンタウィ氏とアナン氏は、大統領顧問に起用。軍との対立激化が懸念される中、両氏の体面に配慮したとみられる。

 ロイター通信によると、モルシ大統領は演説で「今回の決定には特定の個人を標的にしたり、組織を混乱させたりする意図はない。国家と国民の利益のためだ」と述べた。

 また、大統領報道官は「近代国家としての発展に向け、軍に新風を送り込むため、大統領が決定した。軍最高評議会の理解も得ている」と語った。

 モルシ大統領は十二日、ムバラク政権崩壊後の暫定憲法「憲法宣言」のうち、軍が国政の場で優位な立場を維持するために改正した内容を無効にし、軍の最高実力者タンタウィ氏らを解任した。

 軍最高評議会は、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシ大統領を警戒。就任直前の六月には、憲法宣言を一方的に改正して立法権を掌握し、大統領の権限を制限していた。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012081402000100.html
エジプト国防相解任 軍側の出方 焦点
2012年8月14日 朝刊

 【カイロ=今村実】軍幹部らの解任に踏み切ったエジプトのモルシ大統領は十二日、暫定憲法「憲法宣言」の新たな改正令を公布した。立法権や予算承認権、新憲法制定の主導権を軍から奪還する内容で十三日、発効した。憲法宣言でモルシ政権の骨抜きを狙ったが、手痛い反撃を受けた軍の出方が焦点となる。

 軍は新大統領が就任する直前の六月、先手を打ち憲法宣言を一方的に改正し、立法権などを掌握。だが、地元メディアによると、モルシ氏は軍の改正を無効化し、代わりの改正令を出して広範な権限を軍から奪った。新憲法制定については、現行の起草委員会が行き詰まれば、軍に代わり、大統領が新たな委員会を任命すると規定。憲法制定から二カ月以内に人民議会選の手続きを始める、と定めた。

 モルシ氏が国防相から解任したタンタウィ氏は約二十年間、同職にあった軍の最高実力者。今月、新内閣で再任されたばかりで屈辱的な解任劇と言える。

 元国軍幹部のムハンマド・ビレル氏は、本紙取材に、モルシ氏側が周到な準備の上、今月五日にシナイ半島で警備兵十六人が犠牲となったテロ事件を利用した、と指摘する。

 治安対策の不備に対する軍などへの国民の怒りが噴出する中、「軍は政治を離れ、本来の任務に専念すべきだ」との世論を喚起して、味方に付けようとしている、とみる。

 また、軍評議会の一部若手らの間で「タンタウィおろし」が、水面下で合意に至った可能性に言及。タンタウィ氏には、大統領顧問職を用意することで、過去のデモ鎮圧などに対する訴追免除を暗に保証し、決定をのませたとの見方を示した。指摘通りなら、軍は当面、表立って反発しにくいことになる。

 今月二十四日にはモルシ氏の出身母体、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団に反発する勢力が大規模デモを計画していた。デモに先んじ、モルシ氏が主導権を握ろうとしたとの見方もある。

 同胞団系の自由公正党ラリアン代表は短文投稿サイト「ツイッター」で「大統領は革命の要求に応えた」と述べた。民主化グループ「四月六日運動」のアフィフィ報道官も取材に「決定を完全に支持する」と評価した。


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